表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
フットサル、しよ♪ --五人だけの女子フットサル部、初めての勝利へーー  作者: izumi


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

14/17

第14話 はじめてのユニフォーム

書きやすいキャラと書きにくいキャラってあるんですよ。本当に。

「で、練習法はどうしますの?」


「そうだな……とりあえず本で調べるしかないな」


「じゃーん! 創部記念プレゼント第2弾、フットサル参考書!」


ゆかりが突然声を上げ、机の上に三冊の本を置いた。


(フットサル練習法)(フットサルルールブック)(フットサル上達法)


「おぉ~~!」


部室に歓声が上がる。


「先生、これどうしたんですか?」


「もちろん買ったのよ。顧問なのに何も知らないじゃ困るでしょ?」


「えっ、今さっきですか?」


「ううん。志保ちゃんたちが相談に来た日に買ったの」


その言葉に、五人は驚く。


「まだ二人しかいなかったのに……」


「でも、あなたたちなら作ると思ったもの」


ゆかりは照れながら笑った。


「調子に乗って、もう一ついくわよ。創部記念プレゼント第3弾!」


袋からボールを二つ取り出す。


「おぉぉ!」


拍手まで起こる。


「ゴールは注文済みよ。あそこにあるでしょ。ただしこれは後でお金返してね」


「そこはプレゼントじゃないんだ……」


「ごめんね」


「先生に無茶言うなよ」


「そうですわ。庶民の先生にそこまで求めてはいけませんわ」


「ちょっと待ちなさい」


ゆかりのこめかみに血管が浮かぶ。


「気のせいです!」


「気のせいですわ!」


二人は即否定した。


「……まあいいわ。あとユニフォームもあるし、無駄遣いはダメよ」


---


「ねえ、練習着は?」


舞の一言で空気が変わる。


「確かに……」


「私はこれでいいけど」


舞はジャージを見せる。


「でも、みんなは?」


「お金ない……」


志保がジト目で全員を見る。


無視された。


「私は一着なら何とか」


「僕は無理なの。機材買ったから」


「……そこは聞かないでおきますわ」


亜紀がため息をつく。


「いいですわ。私が用意します」


「えっ?」


「相原財閥の名にかけて、恥ずかしい格好はさせませんわ」


そう言って、亜紀はノートに描き始めた。


数分後――


「できましたわ!」


見せられた瞬間、全員が固まる。


「……これ、なに?」


「人……?」


(コクコクコク)


「これがユニフォーム?」


完全に事故だった。


「ふふん、理解できませんのね」


亜紀が高笑いする。


四人は円陣を組んだ。


「無理」


「無理だな」


「絶対着ない」


(コクコク)


結論、即一致。


---


「どうする?」


「時間稼ぐ。舞、描ける?」


「簡単なら」


「頼む」


---


「亜紀ちゃん、このデザインすごいね」


「分かりますの?」


「でも……これは亜紀ちゃん専用だと思う」


「……は?」


「庶民には着こなせないよ」


(コクコクコク)


「確かに……」


亜紀が考え込む。


そこに柚季。


「みんなが着られるデザインがいいの」


「なるほど……」


さらに理沙。


「こっちはどうだ?」


舞の描いた案を見せる。


「地味ですわね……」


「でも全員着られる」


沈黙。


そして――


「……分かりましたわ」


勝利。


---


「三橋、来なさい」


電話一発。


数秒後、ドアが開く。


「何かありましたか、お嬢様」(プルプル)


「誰!?」


爆速すぎる。


「これを量産なさい」


指示が飛ぶ。


そして――


数分後。


「できました」


段ボール大量。


「早っ!?」


「靴まで!?」


理解不能。


「持っていきなさい」


「いいのか?」


「当然ですわ」


「お~ほっほっほ!」


---


「……もう突っ込まない」


理沙が諦めた。


「明日から練習できるね」


舞が笑う。


「じゃあ課題」


理沙が仕切る。


「ルールは各自勉強。練習は私と志保で考える」


「了解」


(コクコク)


「えっ、私も!?」


「お前が始めたんだろ!」


グリグリ。


「痛いぃぃ!」


部室に笑いが響いた。


読んでくれてありがとうございます!


ここから志保たちももっと面白くなりますので、ぜひ続きもどうぞ!


よかったらブクマや評価もらえるとめっちゃ嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ