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戦後処理とシレジエン復興

本日9/7の作者

棚卸し

システムトラブル

データが狂う→システム担当逃亡

午前様←イマココ

つかれたよぱとらっしゅorz

 シレジエン政庁の広場に降り立った俺たちを兵たちは歓呼の声で出迎えてくれた。演出って大事だよねと言いながら大鷲の姿で具現化したシルフィードにどう突っ込むべきかはとりあえず保留している。さて、ミリアムが魔力を使いきってげんなりしているので、とりあえず空き部屋に放り込んだ。そのうえで、被害の状況を確認してゆく。亜人に踏み荒らされた畑や街道、水路の修復を優先させつつ、後方から物資と人員を呼び寄せる。

「ベルティエから人員増員の陳情だと?却下」

「おにーーーー!」

なんか聞こえてきた気がするが空耳に違いない。


 ついでではないが、援軍の実働部隊を率いて包囲網を突破する楔となったロレンスは昇進させておいた。あの土壇場で雲霞の如き敵勢に切り込むとか並の度胸ではない。また防衛戦で奮戦した騎士や指揮官、兵にも報奨を与えた。今回の戦いで後方支援に徹して、城壁上の矢玉を切らさせなかった、負傷者の手当に奔走したアルバート卿率いる部隊を高く評価した。不平を漏らした脳筋共にはブートキャンプ~孤立した時はどうするか~を課すことにする。とりあえず飲まず食わずで3日間からスタートだ。よりたくましい兵となってくれることだろう。ふっふっふ。

「というわけで、俺が考えた最高の訓練だ」

「おお、陛下、流石ですな!」

「サヴォイ伯の手腕に期待する」

「おまかせあれ、大陸制覇の尖兵となる兵を陛下に率いていただく日が楽しみですじゃ!」

「「わっはっはっは!」」

なんか一部の兵がガクブルしているようだが、その根性を叩き直さねば、戦場では死ぬ。お前らに生き残るすべを教えてやろうとにっこり笑って伝えたのだが失神する奴が出てきた。だらしない。

【主殿が今本気で威圧すると並大抵の兵じゃ意識を保てないんだが】

むう、また空耳が、シリウスの声っぽいが気にしない!


 一通りの戦後処理を終え、集まってきた周辺状況を整理する。森の深いところや山岳地帯にあった亜人の集落がいくつもすっからかんになっているらしい。情報参謀たちが頭を抱えていたが、俺にはなんとなく理由がわかっていた。要するに生け贄に捧げられたのだろう。あんだけ大規模な魔法を行使するためだけに。そう考えると、この戦いの裏にいる黒幕にいらだちを覚えた。

 イリスが王都からやってきた。補給物資と後送した兵の代わりを引き連れている。先の戦いでお前たちのおかげで命を拾ったと伝えると、すごいイイ笑顔で微笑んでいた。天下無双の美女にランクアップだなと伝えると、顔を真赤にしていたあたりまだ可愛げは残っているようだ。まあ、この腹黒王妃も民衆は兵に受けがいい。慰撫に努めてもらうことにしよう。

「あれー?寝室に言ってもエレスいないんだけど?」

「陛下は今兵たちの訓練に行かれております、泊まりこみで」

「ちょっと、わたしが来てるんだけど!?」

「いやわたしにそれを言われましても・・・」

「アランくん、奥さんをこちらに呼び寄せましょうか」

「陛下を引っ張り戻すならこうすればよいかと・・・」

「ふんふん、なるほど。んじゃさっそく」

「では手はずを整えますね」

「うん、よろしく~」

その日の夜、急用に呼び出されて戻ったらイリスにとっつかまった。どうしてこうなる?!


 亜人はほぼ根絶やしになってしまったことを伝えると、平地に住んでいた民は喜んでいたが、山間部にいた連中は少し淋しげにしていた。緩やかな共生関係があったという。敵対しなければまあ、こっちから攻めることはない。彼らが戻ってきたら手を差し伸べるよう伝えた。


 そんなこんなで多忙な日々。北の情勢はにらみ合いらしい。まあアーサーくんがいれば大丈夫だろ。ってタイミングであんまり会いたくないたぐいの来客が来た。教皇領からアルブレヒト枢機卿のおなりである。さて今度はどんな厄介事を持ち込んできたのやら・・・

建国王の予言書なる怪しげなものを持ち込んできた枢機卿。

そもそもその建国王とともに戦ったリリが俺のそばにいるんだが。

とりあえず話を聞いてみることにした。のだが・・・予想以上の厄介事に頭痛が治まらない

次回:予言書

誤字脱字の修正待ったなしだ!どうする作者!?

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