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「じゃあアタシはここで帰るね」
うさぎはそう言ってみんなに手を振った、悟空達も一緒だ。うさぎは動物の兎の姿に変わるとぴょんぴょんと跳ねながら帰って行く
「蛇木目に会ったらもう悪さするなと言っとけ!」
トウリはうさぎの背中に向かって叫んだ
「ロマンティ様ですよトウリ様」
「アルテナ、君はあんな目に会ったのに良いのかい?」
「うーん、ロマンティ様は私の呪いを解いてくれたし、それよりも私に呪いを掛けたのが誰か気になります。トウリ様は呪いを解かないんですか?」
「僕に掛かってる呪いはミスリが掛けた物だ、簡単に解いてはいけないんだよ」
アルテナはミスリの事を考え少し悩んでいた、そこに悟空がトウリに詰め寄る
「おい!お前!今お前の話し聞いたぞ!新大陸作ったのお前だってな!」
ものすごい剣幕にアルテナとトウリは驚く
「俺の地元は新大陸にある、そこじゃお前は神様だって言われてるぞ!」
「悟空って新大陸出身なんだ」
横入りするアルテナの口を悟空は手で塞いだ
「俺に武術を教えろ!」
「弟子入りしたいって事?」
手を払い除けたアルテナがまた口を挟む、それにトウリは動揺した
「え、僕に?弟子なんて取った事ない、僕に教えられるかな」
内心嬉しくてドキドキしているトウリは忙しなかった
「そして大陸の割り方教えろ!」
「あ、ごめんそれは無理、君にそこまでの素質無いよ」
キッパリと断られた悟空は落ち込んだ様だが、すぐに立ち直った
「ならサイキョーの戦士にしろ!」
そこで三蔵法師が錫杖で悟空の頭を叩いた
「弟子入りしたいって者の態度ではありませんね」
「悟空、こうして頭を下げるんだよ」
沙悟浄が手本を見せるが、悟空はそっぽを向く
「三蔵法師の時もそれしろって言ってやったろ!2度も同じ事出来るか!」
そこにアルテナが悟空の後頭部を掴み無理やり頭を下げさせた
「これで良い?」
アルテナは三蔵法師に確認すると、三蔵法師も困った様な顔をした
「心も頭を下げなければなりませんが、悟空ですからね」
「じゃあ加護を与えるのはどうかな」
トウリが提案をする
「今は魔剣はないけど聖剣ならあるからある程度は授けられると思う」
「トウリ様の加護って吉が出るか凶が出るかでしたっけ」
アルテナがルクトとの会話を思い出す
「魔剣の時はそうだったからね、多分だけど聖剣ならいい結果出ないかなって」
「俺で実験すんな!」
怒る悟空にアルテナは冷ややかな目線を送る
「弟子入りしたいんでしょ」
その言葉に悟空は唸り頭を下げた、そこにトウリは手から聖剣を取り出し地面に突き立てた
「ん、じゃあこれ抜いてみて、加護が授かったら抜けるから」
「抜くだけで良いのか?」
悟空はそう言って聖剣を掴むと電気が流れた、痛みに耐えながら聖剣を抜く
「なんの加護が授かったか見せれる?」
「え?もう授かったのか?分かんねーよ」
その場面をアルテナは白い目で見ていた
「私の時と違う」
アルテナの胸の内は恨めしい気持ちでいっぱいだった
「アルテナの時はどんなだったんだ」
悟空に聞かれてアルテナは悟空の額にデコピンをし、悟空は宙返りした
「私の時こんなん」
「ルクトはいつもふざけるんだよ」
トウリも困った様な顔をする
「いってー!馬鹿力が!」
悟空が叫んだ時辺りに風が舞った
「へーこの力か」
トウリはちょっと嬉しそうだった
「これで弟子入りだな!」
「まだ決めてないよ」
喜ぶ悟空を抑える様にトウリは言うが悟空は聞いていなかった
「アルテナ!また一緒に旅しようぜ!今度はキッカとヤチョウを呼ぼう、アイツらも修行で暇してるだろ」
悟空の言葉にアルテナは嬉しくなり、涙が出そうだった
「でも、悟空は悟空で旅した方が良いよ、キッカもヤチョウも賢者になるのに忙しいし」
「カンケーねぇよ!キッカもヤチョウも旅しながら賢者目指せば良いだろ!」
「私達は桃源郷を見つけるのが目的なので、道中はどんな道でも構いません」
三蔵法師もニコニコして言う、アルテナはトウリの顔を見た
「龍鉄鋼の核さえルクトに渡せれたらそれまで自由で良いよ」
トウリもニコッと笑った、それにアルテナは嬉しくなった、そこで東の国で別れた天使の事を思い出す
「天使さんに渡して貰えば良かったですね」
「アルテナが持ってこないといけないらしいよ、神託だって」
悟空が話に入ってきた
「どこに向かえばいいんだ?」
「今新大陸に向かってたっぽいから南の方だね、何かから逃げてるって」
「逃げてる?」
「新大陸に向かう前にキッカとヤチョウを迎えに行くかい?」
トウリはアルテナに聞いた、その時ルクトの声が悟空達まで全員で聞こえた
(僕が声を掛けておくから迎えに行っておいで)
その声に悟空達は怯えていたが、三蔵法師は怒りで叫んだ
「ルクト!貴様次会う時は寝首を気を付けろ!」
「三蔵法師さん?」
腰の引けたアルテナに三蔵法師は頭を下げた
「すみませんアルテナ、以前ルクトから悪戯されてから治して貰ってないんです」
「悪戯ですか?」
「私こんな顔でしょ、悪戯で雌雄同体にされたのです」
なんの事か分からずアルテナは途方にくれた
おはようございます
今回は夕方6時に2回目の投稿する予定です




