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アルテナが構えると悟空も如意棒を構えた、悟空が如意棒を地面に突き立てその反動でアルテナの顔にキックを入れ、アルテナはその足を掴み放り投げた、投げられている最中の悟空にアルテナは飛び上がりかかと落としをして悟空の頭は地面に埋まり、悟空は地面から顔を勢いよく出しその場でバク宙しアルテナの顎にキックをいれ、アルテナは蹴られながらその足を掴み悟空の腹にパンチを連発した。悟空はアルテナの手から足を解くと互いにキックで対応し、悟空は如意棒を勢いよく伸ばしアルテナを押し出しアルテナとの距離を取る、アルテナは如意棒を掴み一気に引くと悟空は堪えようとしたが引きずられアルテナの前に出た、そこをアルテナは悟空の頭上からパンチを入れ悟空の頭は地面に埋まった、また勢いをつけ顔を上げた悟空だったがアルテナの追い討ちでまた地面に頭が埋まる、それを数回繰り返すと悟空は鼻血を出した、それでもアルテナは悟空の頭を地面に埋めると足で押さえつけた
「くっそー!」
地面の中で悟空の叫びが聞こえる
「悟空、ごめんね、私本当は」
アルテナはそこまで言うと泣き出してしまった
「息出来ねーから足退けろ!俺の負けでいいよ!」
いつまでも足を退けないアルテナに悟空は敗北宣言をしたが、三蔵法師やトウリに退けられるまでアルテナはその場で泣いていた
しばらく時間が過ぎアルテナは小泣きくらいになっていた、皆立ってられず座り込んでいる
「ごめん、悟空」
アルテナはようやくそれを言った
「なんで謝るのか分かんねーよ」
「私、本当は前みたいにみんなで旅がしたかったんだ、キッカやヤチョウは居ないけど、その前キッカとヤチョウに会った時は私起きてるのが精一杯でちゃんと話しも出来なかった、でもみんなに会えたのが嬉しくてワザと悟空に負けた」
「へっ」
悟空はまだ負けたのが悔しいのかそっぽを向いた
「でも私が1番一緒に居たいのは、お師匠なんだなっておも、思う、と」
そこでアルテナはまた泣き出した
「そのお師匠とやらはなんで居ねーんだよ」
アルテナはボソボソと今までの経緯をゆっくりと話した
「え!じゃあ師匠の事許したのか!」
ようやく話しを聞いた悟空は驚いた
「許した訳じゃないよ!ただ、いつまでも憎むのも違う気がして、恨むのをやめたの」
「許してないけど恨むのをやめた、か」
悟空は首の後ろに手を組んだ
「俺さ、捨てられ子じゃん。最初は親を憎んだよ、こんなに毎日食べる物を探す羽目になったのはアイツらのせいだって、毎日大人と喧嘩していつか強くなったら親を殴りに行くつもりだった」
悟空の昔話にみんな耳を傾けた
「でもさ、沙悟浄や猪八戒が俺を拾ってくれて、ウザいけど作法とかマナーとか教えてくれて、どこ行ってもみんなに足蹴にされたけどあの村の人は優しくて、みんなを守りたくなったんだ。そしたらさ、親はやっぱり憎いけどみんなに出会えた事は嬉しくて生まれて良かったなって、そしたらよ、憎いだけじゃないなって思ったんだ、どんだけ転んでも親は親だなって」
アルテナも顔を両膝で挟みながらボソボソと言い出した
「私も、両親を殺したお師匠はやっぱり憎い、でもそれから私を守ってくれたお師匠は偽物じゃないと思うんだ、だからお師匠に刺された時も「これはお師匠の本心じゃない」って思って、最後に会った時のお師匠はやっぱり本当のお師匠じゃ無かった」
「なーんかな、モヤモヤするんだよな」
悟空がボソッと言うとアルテナは反応した
「そう!私もこの体になった時そんな気分だった!だからみんなに当たっちゃったんだけど、トウリ様が私の頭を強く殴った時に私が間違わない様にしてくれたんだーって思って」
その言葉に全員が反応した
「殴られたんですか?」
三蔵法師は優しく聞く
「はい!地面にめり込むくらい強く殴られました」
三蔵法師はトウリの前まで歩いて行った
「説法は必要ですか?」
「せっぽうって?」
トウリに質問するが、トウリには意味が分からなかった
「喝!」
三蔵法師は勢いよく錫杖をトウリの頭に打ち付けた
「え!痛い!ちゃんと痛い!」
「おや、痛みを感じないはずのアレース様でも仏の力には弱い様ですね」
それから三蔵法師はいかに躾でも女の子を殴ってはいけないとくどくどと説教しはじめた
「ところでソイツ、トウリって名前じゃ無かったのか?アレースってなんだ」
指を指す悟空にうさぎとアルテナは驚いた
「御伽噺のアレース様って知らない?」
「俺がちゃんとキョーイク受けてると思うのか?」
沙悟浄と猪八戒も手を挙げる
「すみません我らもそれ知らなくて」
「知らない人も居るんだ!」
新人類に出会ったかの様な衝撃を受けるアルテナとうさぎだった
おはようございます
今回はアルテナの気持ちを全面に書いてみました、アルテナはこうやって成長して行くんだなって思って貰えたら良いな




