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ジャンヌは魔剣を机に置き、弄りながら昔の事を思い出していた
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聖騎士団の幹部に呼ばれ、辞令が出された、モリスは深く頭を下げそれを飲んだ
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「魔物と人間のツガイだって、気持ちわりぃ」
宿所で物書きをしていると、団員がそんな事言い出した
「子供ってどっちに似るんだろうな、子供も討伐対象って事はやっぱり魔物に似てるのかな」
「どっちでも良いけど早く全員殺したいよ」
モリスは魔物とのツガイでも良いだろと少しイラついた。
モリスは以前牧師をしていて、色々な人に祈りを捧げていた、赤子は特に可愛くいずれ孤児院を開きたいと考えていた。時には夜中こっそりと魔物と人間が婚姻の義をしたいと言ったらモリスは地下でひっそりと2人の婚儀を祝い、赤子が生まれた時は涙を流しながら赤子の健康を祈った。その様子をこっそりと覗いていたシスター達は大半は喜んでいたが、快く思わない者に聖騎士団に密告され、モリスは両親が剣士なのを買われ聖騎士団員となったのだ、反抗すれば処刑との条件で。
今回の討伐もその繋がりがあるのだろう、モリスは自分の首をさすり覚悟をしていた。数少ない仲間と秘密な計画を練っていた
「モリス、本当に子供達は逃がすのか、こんな事バレたら俺達処刑だぞ」
「しかし子供は神の使いだ、魔物の子でも同等、良いか絶対バレない様にしろ」
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そうしてモリス達は村に赴き、警告を読み上げた。モリスはその間に子供達の把握と逃走経路を確認していた
「キャットチーフだぞ、猫は縁起悪いな」
団員達はそんな事をコソコソと話していた、モリスにとって村人は花畑の様に見えた
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襲撃の3週間前、突然出発命令が下された
「おかしいでしょ!こんな事聖騎士団がして良いのか!」
「やめろモリス、本当に殺されるぞ、特にお前は目をつけられているんだ」
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村に到着し、ラッパを吹いている最中モリスは仲間を集めた
「良いか、子供は隠せ、君たちもバレない様にしろ」
モリスは村人を次々切って行った、子供はその親の死体の下に隠し動かない様告げ、家々を開けて回り、女性と子供が抱き合っていたらカーテンと棚を倒し隠した。
アルテナの家を通り掛かった時、窓からアルテナを暖炉に押し込むのを見て、足を止めた
「私はアナタと」
そんな言葉が聞こえ、モリスの胸は熱くなった。暖炉を十分に隠したのを見て警告に窓を割りドアを蹴破った。モリスが剣を振るうと、キャットチーフは他と違い素早い動きをして避けた、モリスは感激した、立場が違えば手合わせしたいところだが、ぐっと抑えた。避けるどころか女性を机の向こうに隠す余裕すらあったのだ、しかしモリスは残念そうにその瞬間を押さえ、切りつけた。そして小声でそのキャットチーフに話しかけた
「お子さん達は俺達が逃がします、連れて行ってもいいですか」
キャットチーフは意識朦朧の中頷いた、そして女性が駆け寄りそのキャットチーフを抱き上げた
「私も一緒に夫の所へ連れて行ってください」
女性は淡々と言った。モリスは牧師だった頃の葬式を思い出した、皆口を揃えて「私も一緒に」と言っていた、そんな気持ちになった事などなかったモリスにとってそれは美しい感情だ、願いを叶えてやると、暖炉に背を向けたが子供が大人しくしている事を横目で確認し、その場を後にした
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襲撃後仲間と跡地を確認しに行くと、子供達は無惨にも殺されていた、逃げようとしたのか靴の脱げたままの子も居た
「マズイぞモリス!完全にバレてる!」
モリスは聖騎士団の制服をその場に脱ぎ捨てた
「辞めてやる!聖騎士団なぞ滅んでしまえ!」
今まで怒った事のないモリスに皆驚いたが、その声に合わせ茂みの中から団員達が現れた
「モリス、処刑命令だ、大人しく死んでくれるな」
「じゃあ捕まえてみろよ!」
モリスは走り出すとすぐに後ろを確認した、仲間が着いてきてるかの確認だ、しかし仲間はその場を動いておらず団員達を抑えていた。それは後に処刑を意味する
「モリス逃げろ!」
「逃げろ!」
仲間達はずっと叫び、モリスは苦痛の顔で逃げた
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東の果てに逃げたモリスは噂の転生の剣に願いを込めた、腕に刻印された騎士団のマークを爪で切り裂きその血を剣に捧げモリスの体は変化し、皮肉にも聖職者の姿になった、転生の剣は消えてしまった
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あの村に戻ったモリスは、仲間の死体を見つけた。遺品を持ち帰ろうと一人一人身体を調べて居ると、そのうちの1人が冊子を持っていた、タイトルはジャンヌ。
そして家を一軒一軒見て周りあの強いキャットチーフの家に着き、暖炉に耳を傾けた、呼吸音がする。また胸が熱くなった、そして荷物を退かすとガリガリに痩せたアルテナが居た
「あれ、こんなところに子供が居たんだ」
アルテナは覚悟を決めた顔をするが、モリスは毛布を出し水を差し出した
「あなたは?」
アルテナの問に仲間を思い浮かべた
「ジャンヌだよ、君の名前は?」
ジャンヌはアルテナを連れ、旅に出た
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2026.11.2
ここ見直すともうちょい丁寧に書きたいな
いつか直せれる時がきたら直します




