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アルテナ達は何日も町をブラブラとした、時に町の子供とケンケンをしたり、コマ回し等も教わってやったり。アレースも指を輪っかにし息を吹くとシャボン玉が吹き出た、ルクトは小さな琴で音楽を奏でている。
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トウリは思い出に耽っていた、はるか昔、幾千年前、幼いトウリは青年のルクトの元に駆け、木陰で休むルクトはトウリを見て微笑み、羽虫を捕まえそれを花に変え、それをトウリに渡し、トウリはただ不思議そうにそれを見つめた思い出だ
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そこに武装した女性が現れた
「お久しぶりですトウリ様ルクト様」
「やあテト、そろそろかな?」
「はい、今回は祭りと一緒に開放しようと思っております」
「祭りと一緒にしたら余計侵入者が来るような…」
「ですよね、女王の意向なのでそこはそれ以上は」
「対策は?」
「護衛を3倍に増やし更に兵も配置し、特殊結界を張り中に入れるのはトウリ様とルクト様御一行様のみに限定させて頂きます」
「まあ、それなら良いか、何日後?」
「祭りの準備と結界の呪文延唱に1週間は頂きます」
「了解、それまで街をブラブラするからまた呼びに来て」
テトは申し訳なさそうにモジモジした
「あの、天使様御一行は遠くからでも良く分かるのですが、その、死の軍師とも呼ばれる方々が大勢居ると、その」
そこでルクトがテトの肩に手を置いた
「あー怖いよね、トウリに訓練された天使達だから尚のこと暗黒魔法でも使わないか気が気じゃないよね子供達、タルタロスに帰っててくれるかな」
「はーいお父様」
そう言って一斉に天使達は飛び立ちタルタロスのある場所へ飛んで行った
「おい、暗黒魔法とはなんだ、そんなもの使った覚えが無いぞ」
「おや、大陸を割いた事忘れたのかなあ?あれが暗黒魔法じゃなかったら、君はクシャミでもした怪物なのかなあ?」
「まだその事を言うか!僕はただ人間の身体を捨て叡智の存在になった時に大陸が裂けたんだ」
「んー君はながーい眠りについて寝言を言ってるんだね、分かるー」
「貴様!」
アルテナが慌てて2人の間に入った
「2人はいつもそうなんですか、ルクト神アレース様をからかうのは辞めて下さい」
ルクトは大笑いした
「ようやく分かってきたね」
「私もからかわないでください!」
◇
何日かルクトは簡単な魔法をアルテナに教えていた、しかしそれは錬金術に近い魔法で禁忌とされているが、この場にそれを知っている者が居ない状態だ
「トウリ様ルクト様お待たせ致しました」
「やあテト、では行こうか」
「あのーその、アルテナ様にはコレを羽織って貰いたく」
そう言ってカズラと呼ばれる羽織を渡された、それは聖職者が羽織る物だ、おそらくアルテナが踊り子の衣装を身にまとっているので正装をしろと言う事なのかも知れない
「なんか豪華なんですけど私が着て大丈夫ですか」
「トウリ様ルクト様のお連れ様なら大丈夫です」
着てみると子供用なのかサイズがピッタリだった。3人はテトに連れられ、再びフォークリフトの場所に来た
「エレベーターがあれば良いんですけどね、高すぎて強度が保証出来ないから作れないんですよね」
テトがそんな事を言いながら器用に操作盤を操縦し、フォークリフトはゆっくり上がって行った。登るにつれ行灯等が飾られている事に気付き、色鮮やかな行灯達に目を輝かせていると頂上に着いた。
色とりどりに飾られている宮殿に、幼いトウリ達ならどれだけはしゃいだだろうと思い巡らせていると、その想像を上塗りする様にアルテナがはしゃいでいた。
「とても!とても綺麗ですね!アレース様!ルクト神!」
「ああ、バニラ姫の結婚式を思い出す」
「バニラ姫は持ってる金銀財宝を飾り付けに使ってたな」
「あれよく盗まれなかったねー」
そんな話しをしながら宮殿の扉を開けると、着飾った女王が大きなソファーに横たわっていた
「さっさと来んか主ら、お前達の為に祭りまでしたと言うのに」
「いやぶっちゃけ祭りは口実だよね」
そんな言葉を女王は手で跳ね除けると、ソファーから降りそれを横に押した。ソファーの下からは巨大な階段が隠されていた
「ホレホレ行くぞ」
「デカケツがいい漬物石になってるよ」
「龍に戻ればケツ以外もデカイぞ」
その言葉に薄暗い階段から鋭い眼光が光る、焦るアルテナだが2人は暢気な顔をしている
◇
階段の下に着くと巨大な洞窟になっていた、外へと続く穴は格子で固められ、魔法の結界も見えた。反対側の洞窟には黒く煌びやかに飾られた祭壇があった
「さ、アルテナ、入ってみなさい」
ルクトに背中を押され入ると、見た事ない様な漆黒の大剣がそこに突き刺さっていた
「冥の龍の代わりにはならないけど、ここに居たよーって墓標みたいな感じかな」
「僕が力を貸そう、アルテナ、ミスリの剣に手を触れてみなさい」
アルテナは大剣に手を置くと、その上からアレースが手を置いてきた、すると大剣は光だし地面から抜けた




