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♰♰♰  マイペースな視聴覚室  ♰♰♰



 一方その頃、丸之内がいる視聴覚室では・・・。


「おおっ!すげっー日本だけじゃなく世界中からコメントが続々と来ているっ!」


丸之内達はゾンビ達と仲良く写した写真をさっそく荒畑が利用しているSNSに投稿してみた。すると想像していた以上に反応が早く世界中に拡散されて大反響になり丸之内達は興奮した。丸之内と荒畑とその周りを囲んでいるゾンビのコスプレをしていると思われる怪しげな連中が一緒に荒畑のスマホから世界中の反響を噛り付くように見た。


「スペイン、アラビア、タイ・・・すっげーな!今までこんなに反応を貰った事なんてあったか?ネットでさえ俺と友達になってくれるのは4人しかいなかったのに!」

「そういえば僕も荒畑に友達申請してなかったな。」

「それどころか拒否しているだろ。おっと!英語でオン・ザ・ランって俺たち逃げろって警告しているのだよな?」

「ははは~外国人はノリがいいからなぁ~!このロシア語は何て言っているのだろ?」

「あー丸之内、それは翻訳機能を使うと・・・・・」


荒畑は翻訳サービスを利用してロシア語を日本語に訳してみた。


「ロシア語で『Дpaк!』はつまりその・・・・・『馬鹿。』」

「ばか????」


丸之内と荒畑はお互いに顔を見合わせてまるでお互いの額に馬鹿と書かれていないか確認しあっているかのようだ。


「仕方がないすぐれた芸術家っていうのは凡人達には理解されないものさ。」

荒畑が丸之内の肩に手を置いて励ました。


「本当に可哀想な人達だよね。俺達の天才的な面白さが理解できない凡人に生まれてくるのってさ。どうせ自分達で面白い事を考えもせずに昼間も予定がなくて一日中ネットで時間を無駄に使っているような奴ばかりだろう。」

「ははは!丸之内。なんかそれって俺らの事を言ってないか?まぁ、とにかくもっと面白い物でも撮って俺達を馬鹿にする奴の目を覚まさせてあげようぜ。俺は絶対にユーチューバーになってみせるっっ!」


世界中の反響のよさに気分をよくした荒畑はさらに調子こいてもっと反響が出るものを撮ろうと考えた。ネットでさえ友達が4人しかできなかった荒畑が今や世界中で友達申請が多く集まった。その友達申請をしたがっている人の殆どが死に神ではあるが・・・。


「じゃあ、次は動画で行こう!」


丸之内が提案すると荒畑がまだ肌寒い時期なのにいきなり制服の上着を脱ぐとベストもシャツも下着もすべて脱ぎだして上半身裸になり、ロック歌手のようにカッコよく上着を高く放り投げた。

放り投げた荒畑の上着は宙を舞い、みごと黒板の下に置いてあるゴミ箱へと入った。荒畑はかっこつけて服を脱いだ割には体の筋肉がまったくついておらず、下腹がぽっこりと膨れていて残念な体付きであった。

丸之内が片手にスマホを構えてそばにある机の上に置いてあった誰かのノートを手に持つとそれを丸めて映画監督がメガホンを扱うようにノートを丸めた空間から声を出して支持を出した。


「はーいっ!はいっ!はぁーいっ!ゾンビのコスプレの皆さんはどうか荒畑くんの所へと集まってくださーい!今から荒畑くんが面白い事をやるようなので。」


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