M as in Minimalist(ミニマリストのM)、III
一方で、Maleは動物の雄や人間の男を表す時に使う。花や植物の雄もmaleだ。
こちらは複数形はmalesと、語尾にsを付けるだけでOKだ。
で、結局manなのか、maleなのか、guyなのか、どれを使えばいいの? という疑問。
いわゆる、「地図(map)の読めない女、人の話を聞かない男(man)」など、社会的な位置付けとしてに男女について話す時は、manやwomanを使うことが通常だ。
純粋に生物学的な性別について言及するときは、maleを使う。
Guyはカジュアルな時に使う。Guyという名字の人もいるので、どういう意図で使っているかは、文脈から判断するしかない。
これが基本だ。
manという言葉は興味深いと瑛子は思う。humanにもmanが入っているが、よく見てみると、womanにもmanが入っている。manにwoをくっつけたのが、womanという言葉なのだ。man/menと同じように、womanも複数形はwomenとなる。
単数/複数
Man/men
woman/women
となる。
だからといって「ほらな? 女なんて、結局男に飾りがついたようなもんなんだよ」などということを言うのは、ぜったいにお勧めしない。
普通に感じが悪い(mean)し、ハラスメントで訴えられる案件だ。
Meanとは、「卑怯な」とか、「意地悪な」、という意味だ。
You’re so mean!
あなたって、ほんと意地悪!
といったふうに使う。
また、人に辛く当たられた時。
He was so mean to me.
彼は私にすごく当たりが強かったんだよね。
などと言ったりする。
早い話が、a mean personとは、「嫌な人」ということだ。
嫌な人の反対は、良い人だ。「良い人はどうでもいい人」なんて恋愛では言ったりもするが、人間全般として見れば、嫌な人より良い人のほうがいいに決まっている。
では、「良い人」は何と言うか?
Good person でもいいし、kindなども、親切という意味で「良い人」を指す。
なかなかぱっとは思いつかないが、ネイティブが気軽によく使う表現は、これだ。
Nice
え? niceってあの、nice to meet you. のnice?
そう思うかもしれない。まさにそれだ。
He is nice.
彼は良い人だ。
たとえば、友人の友人、もしくは別の部署の人など、直接面識のない人について聞く時。
「ね、今度〇〇さんと仕事するんだけどさ、〇〇さんって、どういう人?」と聞いたときに、He is nice. と答えが返ってくると、ちょっと安心するものだ。
せっかくなら、Meanより、niceと言われたいものだ。
さて、このmean、他にも意味は多く(many)ある。その中の一つでよく使うのが、「〜を意味する」という意味。
ややこしいが、「意味する」という意味の単語なのだ、meanは。
瑛子もよく使う。
たとえば「niceとは、『良い』という意味だ」を英訳すると、
Nice means good.
となる。
それにしても、全然チャットに繋がらないが。
Time is money.
時は金なり。
そう言うではないか。いつ繋がるか分からないチャットを待っていると、他のことに取り掛かれなくて困ってしまうのだけど。
だいぶ待たされた後に繋がったチャットは、このご時世的にやはりと言うか、AIのbotらしい。質問をすると、まるで爆弾のように、それはもうたくさん(many)のトラブルシューティングのリンクを落としてきた。
それを見てもまったく解決しない。というか、そのリンクの内容くらい簡単なことなら、すでに調べている。
それでも分からないから人間のオペレーターさんと話がしたいんだけど。
そうリクエストすること何度目か。やっと繋がった人間のオペレーターさんは、さきほどより話は通じるのだが、やや日本語が不自然だ。
あー……これ、英語圏の人の話を機械翻訳(machine translation)してるな。
明らかに母国語(mother tongue)が英語特有の人の文章の書き方だと瑛子は思った。そして残念なことに、それが誤訳され(misinterpret)ているようだ。
ゆえに、意味がわからない。
「Really, it doesn’t make sense. (や、ほんと、意味わかんないわ)」
瑛子は呟いた。
Make sense で、「筋が通る」、「意味をなす」、「道理にかなう」、という意味だ。
これを否定形にして
It doesn’t make sense.
とすると、「話が通じない」とか、「理にかなっていない」、という意味になる。




