第四十五話 蜂の魔女
「アイリスさん、何とかしますよ」
目の前にいるのは、蜂の化け物です。体の後ろ半分は蜂です。翼と針この二点だけで、蜂と分かります。
そして私達を取り囲むように、多くの蜂がいます。
本体である蜂の化け物は空中にいて、ドラゴンさん無しの炎の翼ではなかなかに難しい位置に居ます。
私も炎の翼を展開します。
「アイリスさん、取り巻きの方は任せました、私が本体を狙います」
「分かりました、気を付けてください」
周りにいる、蜂をすべて焼き切りながら、翼を大きく回転、真下から攻撃を仕掛けますが、距離が遠い分、余裕をもって躱されます。が躱される程度は予想済みです。木をけって高度上げ追加の攻撃を叩きこもうとしますが、針が飛んできます。
急激に体を逸らして躱します。翼を広げ横から切りかかりますが、それも躱されます。
毒がある以上なかなか攻められません。
一度下がって息を整えます。
あの針が鬱陶しいんですよね。さっきも炎で燃やせなかったので、私の炎でどうこうできるものではないでしょう。
それでも攻撃の手を緩めるわけにはいきません。
蜂と竜で空中戦を続けます。
こうなってくると遠距離を狙える手段が欲しくなりますね。
アイリスさんは、一人でも、しっかり敵を近寄らせないように戦えています。
確実に一撃で一体を倒している感じですね。アイリスさんの方を守りに行く必要性は今は薄そうです。
とにかく今は目の前のそれに集中しないといけませんね。
木に座るのは良くなさそうですね。無限に蜂が出てくる以上、木に止まっているのはまずそうです。
雑魚といえども、地球防衛軍に出てくるあれより少し小さいくらいで普通の人間から見たら脅威になりえるでしょうしね。
特に雑魚一体一体が毒を持っているというのは厳しいものがあります。
一瞬で蹴散らせますが、一瞬視線を誘導させられるのがいやらしいですね、あの蜂の本体は針を飛ばしてきています。尻のところにある針を飛ばすのではなく、無から針が生成されるタイプですね。
針をまき散らしているのはつらいですね。
まあ、あの程度なら当たりませんが、近づくのは難しそうですね。
「アイリスさん、上からの針警戒してください」
「分かりました」
こうなってくると、アイリスさんのほうが苦しい展開になりますね。
毒を使う相手に長期戦はまずいですね。どうしましょうか




