第三十七話 竜の洞窟
ドラゴンさんは相手に爪を叩きつけます。
空中にある骨がドラゴンさんを拘束しようとしますが、一瞬で振り切り、相手へ攻撃を続けます。骨が砕け散り、溶けます。
「あれは、手を出さない方がいいかな」
「少なくとも私達が割って入れる、それではないね」
怪獣戦争といった感じ、どちらかと言えば、怪獣ものの映画を見ているような、そんな風にも見える戦闘、あそこに入ったら間違えなく死ぬでしょう。
勝負自体は一瞬で着きました。
ドラゴンさんの圧勝です。がやりすぎてしまったのか崩れてしまいました。
私は翼で、リーチェはパラシュート?パラグライダー?その辺の知識が無いのでよくわからないですが、そういうもので下に降りています。
取り敢えず、降りるのが先決ですね。
私は崩れ落ちた、洞窟の中、落下してくる岩に気を付けながら、骨の竜を追う。
少し想定外だったが、ここでドラゴンと出会えたのは嬉しいところだ。
下に倒れている竜がいる。体を覆っている骨はほとんど砕けている。もう死にそうだな。
「ドラゴン私と契約するつもりはないか」
「するつもりはないのう、それに儂はもう契約をしたことがあるしのう」
一度契約した竜は他の人とは契約できないか。
それでは完全に殺しておくか。
それと、ドラゴンの骨や血は高く売れるはずだ、できる限り回収しておこう。
レイナが下りてきた。まあ、どうやって帰るかが問題か、私もこうなるとは予想していなかったからな。
「リーチェ、生きてる?」
「何とかなってるかな」
「良かった、それでドラゴンは?」
「もう死んでるみたいかな」
「ドラゴンさんが目覚めなかったら死んでるところだったね」
「それにしてもどうやって帰るつもりなのかな」
「ドラゴンさんで洞窟を砕いて進もうか、上の方まで登れたら何とかなりそうだし」
「私もそれでいいかな」
ドラゴンさんが音の大きい方に砕いて行っているところです。私のには音が聞こえないのですが、ドラゴンさんには何かが聞こえるようです。
ドラゴンさんが砕いてようやく元の道に戻ってこれました。ドラゴンさんは再び炎のマントになります。
奥の方から人が見えます。あれがドラゴンさんの言う、音でしょうか。
「レイナ、リーチェ大丈夫だったのかぜ」
「うん、なんとかね」
そこに居たのはポーラとアイリスでした。
私達を助ける手段を探していたようで、今回の戦いもなんとかなりましたね。




