第三十一話 次の町へ
少し歩いたところで私は気が付きました。背中とか手が痛いです。
「リーチェ、やけどしたところが痛いんだけど、薬とかある?」
「薬くらいなら一応渡そうかな」
「それ、どういう薬?」
「傷の治りを早くしたり、やけどの跡を残さないようにする薬かな」
「痛み止めじゃないんだ」
「竜騎士なんだからやけどくらいは慣れてるんじゃないかな」
そう言って、そこらへんの岩の上に座り、服の隙間から塗ってくれます。ただ、慣れてるとは言え、思いっきりやけどしてたら痛いですよ、キルアみたいに慣れてるからなんて余裕では言えませんよ。死ぬほど痛いです。戦闘中はアドレナリンが出るというのか何なのか知りませんが痛まないんですよね。
「リーチェ、もうちょっと痛くない塗り方はないの」
「私は医者じゃないから無理かな」
何でこいつは、何の資格も練習もなく、ありとあらゆる薬を持ったり、車を運転したりするんですかね。
「しばらく手は使わない方がいいかな」
まあ、この三人なら並大抵のことは解決できますね。
「敵が出たらひたすら逃げることにするか……」
途中に出てきたのは、イノシシのような生物とトカゲのような何かドラゴンのなりそこないみたいな奴が出てきましたが、他三人が瞬殺してくれました。
かなり余裕がありますね。あっという間に町が見えました。町と村の中間くらいの町ですね、それほど発展しているようには見えません。
まあ、いつも通り宿をとりますかね。今日は体が痛いので休んで、明日からまた、旅にしましょうかね。
「それじゃあ、私とアイリスさんで宿とったり料理を買ったりしておくので、他二人はこの町の探索と仕事取っといて、明日から金を稼がないとまずいから」
「分かったぜ、まあ、別に二人で仕事をしてもいいんだよな」
「そうしたいならご自由に」
まあ、勝手に稼いでくれるなら楽なことこの上ないですね、背中のやけどは今日一日は治りそうにありませんね、最近本当に疲れることが多いです。




