第二十六話 狂気の森
「リーチェ、これどうやって倒すか分かる?」
「分かってたもうやってるんじゃないかな」
投擲物はだめで、近距離戦も後ろに戻される、なぜ戻されたのでしょうか?蹴りが私の背中に当たると思いましたがそういうこともありませんでしたしね。最悪当たっても、翼と剣でしのげるようにはしていたので、拍子抜けという感じでした。もし、それができなかったとするなら制限があると考えるのが無難でしょう。それでも十分強いですが……
しかし、足を止めるわけにはいきません、制限を見つけるため、そして相手に攻撃の隙を与えないためにも必要です。
それに向かって走り出し、直前で壁に向かって跳び、さらに壁をけって狙いを定める。
それと同時にリーチェも駆け出し仕留めにかかります。
それは、体を後ろに倒します。まるでその下にベッドがあって寝るように力なく後ろに倒れていきます。
その瞬間、私の体はリーチェの目の前に出ました、けれども予想の範囲内です。お互いに体を逸らして躱し、私は着地してすぐに向きを変え、リーチェは横から仕掛けますが、それは手のひらを地面につけ腕の力で飛び上がります。まるで新体操とかそういうもののように飛び上がり、天井をけってリーチェに迫ります。リーチェは咄嗟に巨大な岩を出し防ぎます、リーチェ自身岩に潰されたようにも見えますが中に空洞があるのでしょう。岩を収納してすぐに出てきました。
「何分これと戦ってるの?」
「五分くらいじゃないかな、攻撃自体は強くないし」
今になって二人も起こした方が良かったと思いますが、ここは私達二人で何とかするしかないようです。
「リーチェ、閃光弾ある?」
「あるけど、意味あるのかな?」
「多分だけど、目で見てないと空間をつなげる能力は使えない」
「でも、飛ばされるんじゃないかな」
「そこをどうするかはリーチェが考えといて」
さっきの事もありますし、お互い仕掛けるタイミングは合わせます。
勝機が見えるといいのですが。




