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第二十四話 森の化け物

爆発と同時に姿が消える。おそらく爆発の衝撃で床が壊れ、別の空間に飛ばされたのだろう。

出来た穴を覘くとそこには誰もいない、扉から逃げたのだろうか。

仕方なく扉から出ると、廊下ではなく別の部屋にいる。

扉の先が別の空間につながるようになったということだろうか。

後ろにある扉を開くとまた先程とは違う部屋になる。最初の食堂の部屋だ、机や椅子がある、紅茶はすでにかたずけられている。

早いところ、三人を起こした方がいいか、暗殺ができたら良かったのだが、まあ最悪目覚まし時計を十五分後に仕掛けている。

私がいなければ何か問題が起きていることにも気が付くだろう。

とにかくドアを開け続けるしかないか。

ドアを開けて入りまた出る、繰り返すが同じ部屋にはでない、廊下にあった扉の数より、部屋の数は明らかに多い、いつ、奴と出会うか仲間と再会できるか。

数えるのも忘れたころ、ようやく出会えた、この館の魔女に、


「いきなり、人に爆発物を投げるのは、人として問題ですかね」


「紅茶に毒を入れたり、人体実験をしてる方がよっぽど問題だと思うがな」


「随分口が悪くなったんじゃないですかね」


「それ相応の対応をしてるだけだ」


先の一撃で殺せなかったところを見ると、爆破で仕留めきれるかは謎だな、それに建物の謎は理解できても、こいつ自身の能力を確定させることはできない、逃げるか?

いや、逃げたところでじり貧になるだけか。

そう考え、槍を取り出す。無数にだ。天井を覆いつくす槍。さらに指輪の効果によって、すべての槍が加速していく。しかし当たらない彼女の真上にあった槍は床から出てくる。

そして、確信した目の前のそれの能力は空間をつなげることだ、空間転移よりかは幾分ましだろう。空間転移を相手にしていたら今頃死んでいただろう。

それにしても、何か制限や弱点はあるのだろうか。この能力なら私の能力で仕留めきれるとは思えない。飛び道具はすべて反射されてしまうからだ。

とは言え他の奴を頼ってもドラゴンがいないのなら、私と大して変わらないだろう。

ここでこいつを抑え続けるのが正解か、こいつの建物なんだからあまり自由にはさせられない。

そもそも、こいつは他の三人を殺していないのだろうか、殺しているなら、自由に扉を選べるが、そうでないなら選べないことになるそこが弱点の可能性もある。

すべての可能性を試してみるしかないか。

後五分で他三人が動きを見せなければ死んでいると考えればいいか。


「思っていたより強いですねかね」


「誉め言葉として受け取っておく」


目の前の彼女は床に突き刺さった槍の一本を取る。そして私の方向とは真反対に投げる、目線は一瞬逸らした後は私を見たままなのにだ。

そして私の足をかすめる。ももの辺りに後ろからだ。投げたのは私の反対方向だったのに、ワープさせたということだろうか、警戒が足りなかったら間違えなく刺さっていただろう。

長距離戦は分が悪いか

ここからは、何をするのが正解なんだ。

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