第二十三話 無限の空間
私は見張りをしながら考えていた。
それにしても奴には問いたださないといけない事が多いな、サンタとかいう奴は、フルネームでリサ・サンタと言っていたが、名前を入れ替えるとサンタ・リサ、発音を変えれば三田理沙、確定はできないが転生者の可能性がある。
そして、この空間の異質さ、まず、可能性が一番高いのは、建物の中と外じゃあ全く空間が違う、月の明るさ、開かない窓、かなり怪しいところだ。
私はドリルのようなもので、部屋に穴をあけてみる、穴の奥に見えたのは、別の部屋だった。
つまり、部屋と部屋もつながっているということだ、昔のゲームの処理のようなものを思い出させる。
何かに襲われても、入り口以外から出ることは不可能、住んでいるはずの彼女自身が部屋に何があるか分かっていない様子からして、空間は時々入れ替わる可能性を残している。
部屋も森も廊下も全て個別の世界、何が目的か、転生者は一度死んでいる上に今までゲームだと思っていた世界で生活することになる、命というものへの考え方も変わるかもしれないし、ゲームのように最強も目指すこともできる、ゲームなら自分のキャラクターを最強にするのに理由がいるかという話だ、ただ楽しいからやっているということだろう。
それなら、あの時の紅茶に毒が入っていたのも納得できる。致死性のものには見えなかったから、アイリスを止めなかったが、睡眠薬でも入っていたと考えるのが自然だろう。
扉を開け螺旋階段を移動して、例の人がいる部屋まで向かう。奴を殺さないと解除されないものだろう、情報屋からの情報も極端に少なかったこんな簡単に入れるのに、誰も出てこられないとはな
部屋はおそらく一階か二階、扉を閉めた後の足音は下へ向かっていた。一つ気がかりなことがあるなら、この空間のつながりの関係上音が正しく伝わるのかどうかだが。
まずは、一階の茶を飲んだところではない方の扉を開く、最初で正解の扉を開くとは、
「どうしましたかね、リーチェさん」
「少し聞きたいことがあるかな」
相変わらず趣味の悪い服を着ている。だが、フクロウの着ぐるみはかなり膨らんでいるように見える、何か中に仕込んでいてもおかしくはないだろう。ここで警戒をさせてはいけない、そこに注意しながら会話をする。
「この空間を作ったのはあなたかな」
「いいや、ここに住んでるだけですかね」
「せっかく出してもらった紅茶飲んでなくてすみませんでした」
「問題ないですかね、それだけですか」
「最後に一つ聞いてもいいかな」
「まあ、いいですかね」
「それじゃあ、なんの……
言葉を出しながら爆弾を取り寄せ投げる、暗いうえに最低限の動作気づくはずがない。可能な限りこちらへ注目を集めるため、言葉を続ける、
研究をしているのですか」
喋り切る前に爆発する。
殺しきれるといいのだが……




