第二十一話 迷いの森
木の中に入ってみると、そこは普通の家でした。
木の中がくり抜かれているような感じです。壁に沿って螺旋階段がかなり上まで続いており、階段の途中には多くの扉があります。
木の中なので木の臭いが強いです、燃える二か月前に行った首里城を思い出します。
「驚きだぜ、こんなことになってるとは」
「何というますか、不思議な場所ですね」
ジャックオランタンというのですかね、かぼちゃいや、異世界ですから正確にはかぼちゃでは無いかもしれませんが、そういう灯りがあったり、コウモリのような飾りがあったり、ここはハロウィン会場ですかね。
「なかなか面白そうな場所じゃないかレイナちゃん」
「まあ、たしかに」
「私について来てもらってもいいですかね」
「分かりました」
目の前の人は、声からして女性のようですね、髪の色は黒で背は私と同じくらいですかね。
この人を追いかけて、扉をくぐります。
その部屋の中は、木の机に木の椅子、それにしても不思議な不気味さが残っています。
とりあえず椅子があるので座りますか
窓からは月が見えます。月?なぜ月が見え……
「レイナちゃん、怪しさすごくないかな、この建物」
リーチェが耳打ちしてきます。私もそれに返すように小さい声で
「異常な点が多いよね」
リーチェも気が付いていたようで、まあ、何かするというわけではありませんが警戒は強まります。
「それじゃあ、お茶でも用意しますかね」
「ありがとうございます、ん?リーチェさんレイナさん何を話しているのですか」
「いや、何でもないかな」
その後その人はお盆にお茶の入ったカップを五つ持ってきました。
「先にとってくれますかね」
とお盆と四人の中で左端に座っている私の前にお盆を置きます。
お盆を回せということでしょうか。一つ取って隣にいるリーチェに渡します。
そうして、全員がカップを取ったところから会話が始まります。
「私の名前はリサ・サンタこの森で魔法の研究をしていますかね」
ハロウィンだと思っていたら、サンタまさかのクリスマスでしたね。
そんなことはどうでもいいので、私達も一通り自己紹介を終えます。そして迷って困ってることを言います。
「だからこの森からの出かたを教えてくれないかな」
「まあ、全然いいですかね、この森は月が出ている間は出られない、そして、本来の世界とは時間の流れ方が違うその二つですかね」
月ですか、それにしてもその言い方だと、ここは別世界ということでしょうか、能力や魔法でそんなことが可能なのでしょうか。
「次に月がなくなるのはいつかな」
「あんまり分からないですかね、だからこそ研究してますし」
面倒なことになりましたね。
「どうするんだぜ」
「待つしかないか……」
本当につらいですね。
「サンタさん、少し出る手段がないか探してきてもいいですか」
「まあ、いいですかね」
「みんな一緒に行ってみるよ」
「オッケーかな」
「分かったぜ」
「分かりました」
カップを見ると、アイリスさん以外のカップは減っていませんね
全員で森を見ます。確かに夜です、夜ですが月が過剰に明るいです。まるで太陽のような、なんでさっきは見れ……
「紐とか使ってみたけど、空間がつながってみたいかな」
なるほどね。地獄に迷いこんだようで




