第十九話 物語の目的話すのに必死すぎていろいろ飛ばしちゃったなー
「それが一つ目ってことは二つ目もあるってこと?」
「まあ、そういうことになるかな。レイナちゃんはユグドラシルって知ってるかな」
「いや、知らないけど」
「新興宗教で最近勢力を伸ばしてるらしいけど、あまり良い噂が無い場所かな」
「それはもうほとんど黒では?」
「昨日の火事現場にも居たって聞いて怪しいかなって」
「それに、ユグドラシルは何かの作品に出てくる神木だったよね」
「正確に言ったら、北欧神話だったかな」
「この世界に北欧神話は?」
「結構な文献を探したけど見つからなかったかな」
「転生者の仕業で間違えないね、これで話は終わり?」
「いや最後に三つ目、今朝見に行ったら例の化け物の死体が無かったことかな」
「ちゃんと探したの?」
「隅々まで探したかな、それでも無かったから誰かに持ち去られたのかな」
「それで、ユグドラシルが怪しいと言いたいわけか」
「察しが良いかなレイナちゃん、アルトロンに本拠地があるかもしれないという情報があるから一度戻ろうかなって」
「なるほどね、わざわざ戻る理由は分かった、つまり虫とユグドラシルは何かしらの関わりがあると思うわけか」
「そんなところかな」
「一つ気がかりなことがあるとするなら、例の化け物がまた出てくることか」
「そうなったら逃げるしかないんじゃないかな」
「出会わないことを祈るかー」
「それ、フラグじゃないかな」
こうして、目的が何となく見えてきました。
他二人にはどこまで語っていることやら。
しかしまあ、宗教団体に虫の化け物、どこか気味の悪い転生者、突如消えるシスター、なんか秘密がありそうなエルフ、ついでに太陽魔法を使う見た目は少女の化け物。何一つ良い予感がしていませんね。




