第八点三話 光魔法使いって強キャラ感強いよね
何とか歩いて帰れました。中央の時計塔を見ると二時を少し過ぎたくらいです。
戦闘で怪我を負っていないのにすごくつらいです。
そういえば、だれを狙って攻撃したのでしょうか。
私にも若干心当たりがありますが、リーチェも結構ありそうなんですよね。
今考えてもどうしようもないですね、考えるのは止めにしましょう。
「リリちゃん、何か探してるのかな?」
確かにリリさんはさっきからきょろきょろとしているような……
「探してる人がいるんだよね」
「少し休憩しないかな、案外探しものは近くにあることが多い気がするかな」
私は言われる前にもう噴水の前のベンチに座ってますけどね。
予定の五時まではここでのんびりしていてもいいですね。
五分ほど経つと、リリさんが話しかけてきます。
「早速見つけれたよ、会いたかった人が」
「誰ですか?」
「こっちに走ってくる人だね」
確かに遠くにそんな人がいますが、正直リリさんの視力の方に驚きました。
「おーい、オリバーくんこっちだよー」
息を切らしながら、オリバーと呼ばれた人は来ました。リリさんは自由人っぽいので関わり続けてるこの人は苦労人でしょうね。
「ようやく見つけたぞ」
「やあやあ、おつかれ」
「どこに行っていた?」
「ちょっと街の外まで」
「警備の奴らは何をしてるんだ」
「落ち着きなよ、僕が本気を出したら視界にとらえられる人間の方が少ないってものなんだから」
そのまま、流れるようにリリさんは手錠をかけられます。
「リリさん何やったんですか」
「いやーちょっとね」
「あなたはリリ・ハイドの関係者ですか」
「今日初めて会ったばかりですけど」
「それじゃあ、大丈夫ですね、何かされませんでしたかこの犯罪者に」
「犯罪者ってリリさん何かしたんですか」
「こいつは複数の殺人、数えきれないほどの脱獄、他いくつかの罪がありますね」
「おいおい、僕とレイナ君とで対応が違いすぎないかい」
「黙れ、さっさと行くぞ」
そう言われて、リリさんは引っ張られていきました。というか二人はどこに……
「レイナちゃん、リリちゃんはどこに行ったの」
何かを食べながら言ってきます。
「知り合いが来て、用事ができたって」
「ああ、そう」
リーチェは本当に他人に最低限の興味しかないんですから。




