第八点二話 不滅の太陽
「リーチェ、さすがに窓開けさせて」
「別にいいんじゃないかな」
そこで車が急フラフラと蛇行運転を始めます。
「何が起きたんだぜ」
「何かふんじゃったかな」
リーチェがブレーキをかけます。その次の瞬間、窓にひびが入ります。
「なんか攻撃されてるっぽいね」
「結構長距離からかな」
「降りた方が良いっぽいぜ」
「これ以上車体を傷つけたくないし、レイナちゃん引っ張って降ろしてくれないかな」
そう言われて私は車内から引きずり出されます。
気分が本当に悪いです。立ってるのがやっとですね。
車はリーチェの空間の中に入れて私達は木々の影に隠れます。
「盗賊みたいだね」
「どこから攻撃してきてるんだぜ」
「相手もこの森の中にいるんじゃないかな」
森というよりは林という印象を受ける場所ですけどね。
「僕が前に出ようか?」
「相手が見えないけど大丈夫なのかな」
「だいじょーぶ、だいじょーぶ僕は死ねないから」
それがどういう意味を持っているのかは知りませんが、少女は歩みを進めます。
そして、次の瞬間少女の頭は赤く染まります、が少女は歩みを止めません、白銀の髪を真っ赤に染めて進み続けます
光に包まれ、少女の体が消える。
ですが、その後数秒後には元の場所に帰ってきました。
気になる点があるなら、髪とか服とか血まみれなことですかね。
「大丈夫かいみんな」
「それより、リリちゃんは大丈夫なのかな」
「結構な手練れだったけど、僕は死ねないから負けはしないよ」
「ここからどうやって帰るんだぜ」
「歩きしかないかな、幸いこの辺りはそれほど危険な生物いないから」
「レイナ君歩けるかい?」
「まあ、なんとか」
こうして、今度は歩きで帰ることになりました。
それにしてもリリさんにはまだまだ秘密がある気がします。
太陽魔法に不死一体何者だというのでしょうか。




