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俺
嘘だろう。
またいつものような嘘だろう。
どうせお前は俺をからかって遊んでるんだ。
明日になってもお前はけろっとしてさ、
問い詰めたらなんのことって、バカにしたように笑うつもりだろ。
いつも通り嘘なんだろ。
なぁ、嘘だって、いってくれよ。
そんな悲しそうな顔するな。
泣きそうな顔で笑うな。
生まれてこなければ良かったなんて言うな。
遺言みたいに、そんな、そんな風に、告白すんな。
もっと早くいえよそんなの。
……考える。
としか言いようがないだろバカ。
考えたこともないのに適当に返事とか出来るかよ。
お前って本当にバカ。
なんで素直になれないんだ。
怖いなら怖いっていえばいいんだ。
最後くらい、素直になれよ。
あぁ、だからと言って泣いてほしいわけじゃないんだ。
俺だって嫌だ。
お前が死んでしまうなんて、
俺はどうしたらいい?
俺も涙が出てくる。
そうだな、怖いな。
死ぬのは怖い。
お前が死んでしまう、嫌だ、嫌だ。
俺で良ければ手を握ろう。
俺で良ければ抱き締めよう。
こんなに、こんなに温かいのに、あと1分で、それさえも無くなってしまうなんて。
耐えられない。
そんな悲しそうに俺を呼ぶな。
そんなに幸せそうに、
大好きなんて、言うなよ。
聞きたくなくて、俺は唇をふさいだ。
この気持ちに気が付かなかった。
俺はなんてバカなんだ。




