揚げ玉ってテンカスって言うのか?
テンカスの方が美味しそうに思うのは私だけ?
たぬきうどんの話をしていた流れで、
ちょっと引っかかった疑問が届いた。
「揚げ玉のことをテンカスって言う人いますけど、
あれ正式な名前なんですか?」
スーマは、画面の中で軽く笑った。
「……結論から言うぞ」
同じ物。言い方が違うだけ
画面が、ぴかっと光る。
「揚げ玉=天かす=同じ物」
「違うのは」
呼び方とニュアンスだけだ
“天かす”という言葉の意味
スーマは淡々と説明する。
「天かすはな」
天ぷらの衣が
揚げてるときに散ったもの
つまり
“カス(残り物)”という意味が入ってる
「ちょっと言い方が雑だろ?」
“揚げ玉”は少し上品な言い方
スーマは続ける。
「同じ物でも」
揚げ玉 → 商品っぽい
天かす → 作業後の残り
「だから」
店や商品では“揚げ玉”と呼ぶことが多い
「印象の問題だな」
関西では普通に“テンカス”と言う
スーマは少しニヤッとする。
「関西だと」
“テンカス”は日常語
たこ焼き
うどん
お好み焼き
「むしろ」
“揚げ玉”の方がよそ行き感ある
実は“作り方”で微妙に違うこともある
スーマは少し細かく補足する。
本来の天かす
→ 天ぷらの残り物
市販の揚げ玉
→ 最初からそのために作る
「つまり今は」
ほぼ同じだが、
本来は別物だった
スーマは短く切る。
「揚げ玉と天カスは」
中身 → 同じ
言葉 → 違う
印象 → 結構違う
揚げ玉 → 丁寧・商品
天かす → カジュアル・関西寄り
スーマは、ぽつり。
「名前だけ聞くと」
美味そうなのは“揚げ玉”
雑に感じるのは“天かす”
「でもな」
食うとどっちも同じだ
「名前に騙されるな」
スーマのスマホ相談室。
今日もどこかで、
言葉の違いが
少しだけ整理されている。
今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。
この話は「ナイトコードΩ 【残響の封印】」のスピンオフになります。
本編はこちら→https://ncode.syosetu.com/n5607ku/




