↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スーマのスマホ相談室  作者: 神北 緑


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
245/354

神の世界にも“国”ってあるのか?

日本には日本の神様が居るし外国には外国の神様が居ますよね?


スマホの画面に、ぽつんと届いたメッセージ。

「神の世界にも国ってあるんですか?」


スーマは画面の中で、ふっと笑った。

「……お前、神話を“地図”で考えるとは面白ぇ視点だな。普通そこに疑問持たねぇぞ。」


画面がぱちっと光る。


「結論から言う。

神の世界には“国”というより“領域・階層・世界”がある。

ただし、人間の国みたいな政治的な国家とは全然違う。」


これは神話研究でも共通して語られる特徴だ。

神話は“自然や世界の起源を語る物語”であり、

神々は特定の領域や世界を象徴する存在 とされる。


① 神話の世界は“国”ではなく“世界(ワールド)”で分かれる

神話は、

・天

・地

・海

・冥界

など、空間そのものを区切る構造 を持つことが多い。

これは世界中の神話に共通する“構造”だとされている。


例:


ギリシャ神話:オリュンポス、地上界、冥界


北欧神話:アースガルズ、ミズガルズ、ヨトゥンヘイムなど“九つの世界”


日本神話:高天原、葦原中国、黄泉の国


これらは“国”というより、

存在の階層や領域 だ。


② 神々は“領域の象徴”であって、国家の支配者ではない

神話に登場する神々は、

・雷

・海

・大地

・死

・知恵

など、自然や概念の象徴 として描かれる。


ゼウスやオーディンが“王”と呼ばれるのも、

政治的な国家の王ではなく、

その神話体系の象徴的トップ という意味だ。


③ “国”という概念は人間社会のもの

神話は、

「世界がどう始まったか」

「自然現象はなぜ起きるか」

を説明する物語であり、

現代の国家のような政治構造を持つわけではない。


だから、

「神の国」という言い方はあっても、

それは“政治的な国”ではなく、

神々が存在する領域・世界 を指す。


相談者が返信する。

「じゃあ、神の世界に国境みたいなものはないんですね?」


スーマは鼻で笑う。


「そうだよ。

神話の世界は“地図”じゃなくて“概念”で区切られてる。

天と地、光と闇、生と死――

そういう“対立する領域”が世界を形作ってるんだ。」


最後に、ぽつり。


「神の世界ってのはな。

人間の国よりずっと広くて、

ずっと抽象的で、

ずっと物語的なんだよ。」


スーマのスマホ相談室。

今日もどこかで、神話の構造が一段階だけ鮮明になっている。



今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。


この話は「ナイトコードΩ 【残響の封印】」のスピンオフになります。

本編はこちら→https://ncode.syosetu.com/n5607ku/


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。