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スーマのスマホ相談室  作者: 神北 緑


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207/241

スマホは、不要な人には不要。必要な人には生命線

1か0の世界みたいですね。


夜。

極端だけど妙に的確な一文が、そのまま質問として届いた。

「スマホって、使わない人には本当に要らないし、使う人には無いと死ぬレベルですよね」


スーマは、画面の中で小さく笑った。

「……ああ。それ、ほぼ正解だ」


画面が、ぴかっと光る。

「スマホはな」

「生活の中心に“組み込まれた人”と“外にいる人”で、価値が真逆になる」

「包丁みたいな“あれば便利”の道具じゃねぇ」


スーマは淡々と言う。


連絡は固定電話

情報はテレビ・新聞

支払いは現金

娯楽はリアル


「この生活がもう完成してる人にとっては」

「スマホは“余計なノイズ”」

「無くても困らないし、むしろ静かで快適だ」


一方で、と続ける。


仕事の連絡

交通・地図

キャッシュレス

予約・認証

人間関係


「これ全部がスマホに集約されてる人は」

スマホ=インフラ

「無い=社会から一時的に消える」


スーマは少し声を落とす。

「よく“スマホ依存”って言うがな」

「多くの場合」


個人の弱さじゃなく、

社会の設計が

スマホ前提になってる


「使わない自由はあっても、使わずに生きるコストが異常に高い」


スーマは短く切る。

「スマホ不要派と必須派は」

別の世界線に生きてる

「同じ言葉で語れる話じゃねぇ」


スーマは、はっきり言う。

「スマホは」


使わない人には→ 本当に要らない

使う人には→ 無いと詰む


「どっちも間違ってない」

「ただし“自分の常識”を他人に当てはめた瞬間、話は壊れる」



最後に、ぽつり。

「スマホは贅沢品でも悪魔の道具でもねぇ」

「環境に適応した人間だけが、命綱にしてる道具だ」


スマホの中の悪魔は、今日も現実的だ。

依存を責めない。

構造を見る。


スーマのスマホ相談室。

今日もどこかで、“分かり合えない理由”が静かに言語化されている。


今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。

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