作戦会議
「しかし、このままだとまともに動くことも出来んな。」
次のアジトにたどり着いたのは、あれから1時間後のことだった。
またパブの奥を借りることにした。セレーナ曰く「2回ぐらいまでなら、案外似たような場所にしたほうがバレないもんさ!」との事だ。
「ここのところ強制捜査がどんどん増えてきてやがる!」
「このままじゃ使えるアジトがなくなるのも時間の問題だ!」
「そろそろ本格的に考えなければならんのかもしれないな...おい、ヤン!」
「は...ハイッス!」
ヤンと呼ばれた青年はずっとビクビクしていて、ホントにコイツも指名手配犯なのだろうか。
「持ってきたな?」
「も...モチロンですとも!」
─急に様子が変わった。
「ボクのコレクション、魔銃に魔剣、魔笛に...とにかく全部持ってきました!」
─どうやら武器のことになると相当、という人種らしい。
「すぐ使えるか?」
「メンテナンスの事ですか?そりゃあもう!このコもそのコもあのコもッ!どのコでもすぐに戦わせてやれますとも!」
熱がすごい。ただこの状況ではこの上なく頼りになるのかもしれない。
「頭数は?」
「合計で500っス。皆さんに協力して持ってきてもらいました!」
「よくやった。ひとつでも押収されたら連中はさらに血眼になるだろう。大事に持っておけよ?」
「アイアイサー!」
「さて...問題は兵の人数だな。こればっかりは砦に乗り込んでみないと分からんのだが...戦う時初めて敵とことを知るのでは遅すぎる。何か手は...奴らに全く顔を知られていない、都合のいい駒はいないものか...チラッ」
チラッ。
全員の顔が、僕の方を向いていた。




