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名前を失う異世界物語  作者: きなこもち
2章・革命の炎は此処に
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作戦会議

「しかし、このままだとまともに動くことも出来んな。」

次のアジトにたどり着いたのは、あれから1時間後のことだった。

またパブの奥を借りることにした。セレーナ曰く「2回ぐらいまでなら、案外似たような場所にしたほうがバレないもんさ!」との事だ。

「ここのところ強制捜査がどんどん増えてきてやがる!」

「このままじゃ使えるアジトがなくなるのも時間の問題だ!」

「そろそろ本格的に考えなければならんのかもしれないな...おい、ヤン!」

「は...ハイッス!」

ヤンと呼ばれた青年はずっとビクビクしていて、ホントにコイツも指名手配犯なのだろうか。

「持ってきたな?」

「も...モチロンですとも!」

─急に様子が変わった。

「ボクのコレクション、魔銃に魔剣、魔笛に...とにかく全部持ってきました!」

─どうやら武器のことになると相当、という人種らしい。

「すぐ使えるか?」

「メンテナンスの事ですか?そりゃあもう!このコもそのコもあのコもッ!どのコでもすぐに戦わせてやれますとも!」

熱がすごい。ただこの状況ではこの上なく頼りになるのかもしれない。

「頭数は?」

「合計で500っス。皆さんに協力して持ってきてもらいました!」

「よくやった。ひとつでも押収されたら連中はさらに血眼になるだろう。大事に持っておけよ?」

「アイアイサー!」

「さて...問題は兵の人数だな。こればっかりは砦に乗り込んでみないと分からんのだが...戦う時初めて敵とことを知るのでは遅すぎる。何か手は...奴らに全く顔を知られていない、都合のいい駒はいないものか...チラッ」

チラッ。

全員の顔が、僕の方を向いていた。

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