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全面戦争・後編Ⅲ
「─!」
金属音が、鳴り響いた。
不思議だ。まだ僕は生きている。
「何だ、どういうことだ!『鬼』の金棒が、こんな細い...」
「なるほど、ファインプレー、ってわけデスネ☆ルーアンさんの!」
「どういうことだ、ヴィヴィ?」
正直、自分でもいまいちよく分かってはいなかった。
だからここまでだ、と覚悟はしていた。
だが最後の、一縷の望み、この刀が、特定のモノを斬るときのみ刀に変貌する剣が、金棒を受け止められるのではないかと。
「簡単な話デスヨ☆ルーアンさんはキビスケさんの世界でいう『桃太郎』の意であなたに名前をつけました。そしてそれを受けてあなたは自らのスキルに『きびだんご』と名づけました。その事によって、この剣が特殊な意味を持ったのデス☆『鬼』や『魔』を断つ『断魔刀』へと変化したのデス☆」
「なら─」
『鬼』を倒せる!
「それだけで、俺様に勝てるとでも?」
『鬼』は激昂している。1番楽だと思っていた敵がいきなり自分の弱点武器を持っているなんて、僕がやられても怒るだろう。
「結局、それを振るう間もなく俺様が貴様を倒せばよいのだ!」
『鬼』はより一層乱暴に金棒を振り回し始めた。




