↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
名前を失う異世界物語  作者: きなこもち
1章・生存競争
PR
61/82

決戦開始

「この扉が...」

「中から膨大なオーラを感じマス...なんちゃって☆そんなモノ、ないんデスケド☆」

「大丈夫、ライム?」

「あ、ありがとうございます...でも私(わたくし)、『鬼』と会ったらまた皆様に迷惑をかけてしまうのではないかとその、怖くて...」

「大丈夫よ、アンタなら。『鬼』よりも怖いもの、できたじゃない。」

「ルーアンさん...」

「そうだな。ここで中を想像してビクビクするより、サッと開けてパッと入ってチャチャッと倒してトニーを回収して退散した方がいい。開けるぞ!」

ギイイーーーッ

扉を開けると、怖いというより尊大そうな男が立っていた。

男はこちらを一瞥(いちべつ)し、

「何だ、侵入者か。排除しろ。」

と呟いた。

だが何も起きない。

「ん?聞こえなかったのか。排除しろと言ったぞ、『草』の─ええっと─ライム。」

ライムは毅然とした表情で男を見つめている。

「フッ、そうか、やはりな。なかなか報告がないと思ったら情に絆(ほだ)されたか。だが同じこと。ここに連れてきてしまったが最後、我に従うか死か、選んでもらおう!」

「お前に従って、何があるんだ?」

「そうよ、これは元々、純粋な競争のはず。アンタなんかに従ったところで、最後に笑うのはアンタだけって寸法。違う?」

問い詰めているのはこちらのはずなのに、男は腹を抱えて笑いだした。

「フハハハハハハハハ!!惜しいところまで分かっているのに、我の目的が掴めぬとは!まぁ、分かったところでどうにもならんがな。」

男は壁に立てかけた金棒を取り、構えた。

「やはり温(ぬる)い手段で手に入れた配下は使えんらしい。光栄に思え、貴様らは我が直々に始末して、我が計画の最後の礎(いしずえ)にしてくれる!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。