全面戦争・決戦前
前話の話ですが、僕のミスで投稿が13時になってしまいました。すみません(>人<)
今後はこのようなことがないように気をつけますので引き続き「名前を失う異世界物語」をよろしくお願い致します。
時は少し遡り、キビスケ達が洞窟に入った直後。
「大丈夫かな、トニー...」
「アルバにはタイマンで勝てるって宣言してたんだし、今更心配しても仕方ないでしょ。」
川を渡った時、私達の足を掴もうとした手が川から伸びていたけど、ここでその話を出すとキビスケが戻ると言い出しかねないので、私は黙っておくことにした。
少し進むと、底の見えない暗い階段があった。『灯火』で松明をつけて私が先頭で階段を下りる。
下ったそこには、かなり大きな培養器が置かれていた。
破壊され使い物にならなくなったものが5つ、まだ何か入っているが培養液が着色されて中身が見えないものが2つ。
私とライムは、何故だかその前に立ち尽くして動けなくなってしまった。
この暗い洞窟の中、何故かそこだけ、安心できる気がしたからだ。
その機体を見つめていると、だんだんいしきまでとろけていきそうな─
「どうした、早く行くぞ。」
2人はハッと我に返り、再び私を先頭に洞窟を歩き始めた。
そうだった。こんな所で立ち止まってはいられない。
私は『鬼』を、退治しなければならないのだから。
歩き続けていると、暗い洞窟の中でも一際存在感を放つ、赤くて豪華な大きな扉が目の前に現れた。




