46/82
戦力不足
「...正直、助かったわね。」
戦闘終了後、ぐったりしているライムを大岩に寝かせ、休憩していた。
「あぁ、アルバが慎重じゃなかったら『電撃』で待たれてるだけでこっちはジリ貧だ。」
「隙を見て『草結び』を差し込んでも良いのですが、それだけだと『爆炎』同様、避けられる可能性を排除しきれません...」
「いっそルーアンさんが、火炎放射でもしてくれればいいんデスけれどねェ☆」
「無茶言わないでよ!」
「それにしても、いくら『きびだんご』の仕様が変わったとはいえ、有効な攻撃がないのではこんなもんデスか...」
「あれ、それは初耳だぞ?」
「まぁこの状況なら説明の必要がないと思ってたので敢えて言わなかったのデスが、ほら、『きびだんご』だけに?」
...ちょっと何言ってるか分からない。
「犬、猿、雉?」
「違いマスよぉ☆当初は不特定多数の味方を強化するスキルだったのに、この名前の効果ですかねぇ、『特定の3人(自分を除く)を超強化』に変わってマスよ、このスキル☆」
「マジで!?めっちゃ強いじゃん!」
といっても、いくら強化したところで当てられなければ意味が無いのだ。
ここに来て戦力不足が露呈してしまった。
「んー、やっぱりあの『影』を信用するしかないのかしらね...」
「ハハハッ、じゃあこの俺が力になってやろう!」




