↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
名前を失う異世界物語  作者: きなこもち
1章・生存競争
PR
43/82

作戦会議

「やる気もでてきたようだな、そろそろ往くとするか?」

そうだった。『影』は信用してはならない、と僕の直感が告げているため、この男にはステータスを見せていないのだ。

「いや、まだだ。僕らのMPやHPが回復してない。今日はもう休んで、昼に出るとしよう。」

気づけば昨日の晩御飯は結局何も食べてないし、その上もう日が出始めていた。

「それなら、外で休みましょう。『光合成』を応用すれば、皆さんも一緒に回復できますし、この方法なら食料も要りません。」


昼頃。

予定通り、一行は出発することにした。

「だけど、肝心の敵の居場所はどうなんだ?てかまず、どいつから倒す?」

「儂としては、どれでもよい。時間を与えられれば、全員分の居場所を見つけ出すことも出来るが?」

「...いや。実は『雷』のいる方角はわかってるんだ。」

ライムの手で空を飛んだルーアンに飛んできたあの雷。

今思えばあれは、そいつの手によるものなのだろう。

「方角が分かれば、居場所は私(わたくし)が!『草結び』の網を張れば、そこに止(とど)めおくことができます!」

「じゃあ索敵はライムに任せるわ。日が落ちる前に行きましょう。」

「そうだな。こちらは敵の本拠地に向かって行くのだ。暗くなれば数で勝っても不利となろう。」

「...いや、『影』。あんたには同行じゃなく、他の敵を探しておいてほしい。

それさえ分かれば、あとは奇襲でもかけて倒してしまえばいいんだ。」

『雷』どれだけの距離があるか分からない今、戦って帰ってきたら夜になっている可能性は高い。

『影』を操る、信用出来ない相手をそばに置いておくには、あまりに危険な時間帯だ。

だが、男はそんな考えも全て見透かしたような貌(かお)で、

「─心得た。全力を尽くそう。」

にやけながら、そう答えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。