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異常
腕から血を流したライムを抱え、ルーアンの隠れ家に戻った。
思い空気の中、ヴィヴィが口を開く。
「良く考えれば解るコトなんデスよネ☆
『草結び』『光合成』程度なら、誰にもバレずに鍛えることが可能デス☆でも『ウィップアーム』は、あまりに目立ちすぎマス。なのにそのレベルは53もあって、彼女は破壊力や機動力も把握していました。」
「つまり、彼女は─」
「嘘はついてないと思うわ。この世界なら世間体なんて関係ないし、裏切るならスバルが襲ってきたタイミング。『鎌鼬』が出る前に適当に離脱すれば、私達に打つ手はなかった。彼女がいたから勝てたのよ?」
「でもそれだとスバルが倒せない。」
「いや☆彼女1人なら、遠心力で飛んできた岩を振り回して、ルーアンさんを投げた時のようにすればスバルさんを撃ち堕とせたはずデスヨ☆」
「そう。つまり彼女には、私を殺す理由はないのよ。」
「じゃあどうして...」
その時、洞窟の中に声が響いた。
「それは儂がお教え致そう。」
その男は、まるでなんの前兆もなく、目の前に現れた。




