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友達
ライムは駆けた。
破裂の影響は、空中にいたルーアンやスバルにはひとたまりもなく、かなり遠くに吹き飛んでしまった。
─正直、ルーアンさんは明確に強力な『敵』だった。
その意味でいえば、ここでスバルさんと相討ちになってくれるなら僥倖ともいえる。
だけど、私はもう、壊したくない。
まだ出逢って1日も経っていないけど、彼女達と過ごしたこの時間は、『あの日』以降初めて、人と過ごした時間だったから。
こんな出来事を乗り越えれば、友達にだってなれると思うから。
「『きびだんご』!」
キビスケさんが、私を強化する。
私は走る。この世界で、初めての友達の力を借りて、初めての友達を救けるために。
「『ウィップアーム』!」
巨大な腕を現出させ、彼女を受け止める。
私は、役割を果たすんだ。地上を守るという、その─
ザクッ。
─え?
腕に、刀が刺さっている。
「お前、何してる。」
彼の、怒った声が聞こえる。
私の腕は、救けたはずの彼女に向かって、拳を握っていた─
ルビと傍点多くてすみません。ですが重要なファクターなので許してください...




