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怪物・解説10 「温羅」

挿絵(By みてみん)



温羅(おんら)


 岡山県の吉備地方に居たとされる伝説の鬼。「うら・うんら」とも読む。作者が「おんら」という語感を気に入った為、それを採用。


 日本書紀に出てくる吉備津彦命(きびつひこのみこと)温羅(おんら)を退治し、それが桃太郎伝説のモデルだ! との主張があるらしい。(史実における吉備津彦命(きびつひこのみこと)は、天皇の命を受け、現在の山陰において謀反の討伐や、敵対豪族の謀殺などを行った)


 伝説によれば、温羅(おんら)鬼ノ城(きのじょう)という山城を持ち、(きじ)に化けたり、(こい)に化けたりできたらしい。また斬り落とされてなお、そのさらし首は唸り声をあげたという。


 そうして考えると、あまり鬼ヶ島とは関係ない訳だが、本作においては鬼ヶ島を治める鬼の首領との扱いで、あのお方(・・・・)が味方に引き込み、自身の大業に利用しているとの設定である。


(ちなみに、まったく触れていないが、温羅には嫁さんと子供がいたとされてます。そうなると、桃次郎が鬼ヶ島を制圧して喰った肝って・・・?)

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