第44話「ココロアの実家に行くのです?」
キャロラインとココロアとの模擬戦の次の日。
シャルティアはココロアの家に行くための支度を整え、向かおうとしている所だった。
「さてと、準備は出来てる? 二人共」
「――!」
「勿論よ。と言うより私達に準備何て必要はないけどね」
「そう言う事言わないでよ。言ってみたかっただけなのに…」
「そもそも私達とやる会話でもないし」
「うっ…。もうこの話はおしまい! 早くココロアちゃんの家に行こ!」
「はいはい」
朝から騒がしくも楽しそうに会話しているシャルティア達。
その後も他愛のない話をしながらココロアとキャロラインが待つ、昨日の時点で決めていた集合場所に向かっていた。
集合場所に着いたシャルティア達はもう既に待っていたキャロラインとココロアの二人に挨拶する。
「おっはよー! キャロちゃん、ココロアちゃん!」
「おはよう。朝から元気ね。貴女は…」
「おはようございます。キャロちゃんは朝弱いですから」
「仕方がないじゃない…これでも頑張って…起きたのだからね」
「私が起こしてあげなきゃ起きれなかったでしょう?」
「うっくぅ…」
「あはは…さて、話は道中でするとしてそろそろココロアちゃんの家に行こう」
「はい、お願いします。ほら寝かかってないで行きますよキャロちゃん」
「分かったわ…」
眠そうなキャロラインを連れてココロアの家に向かう。
道中はシャルティア達、召喚士とは別にカナリア達は後ろを歩く形で話し合っている。
その為、カナリアは現在シャルティアの肩ではなくキャロラインの相棒ティアの肩に乗っている。
ジーナは猫の姿のまま塀の上を歩いている。
「やれやれ、マスター達にも困ったもんだね」
「何がかしらウスラー?」
「今回マスターの家に行く理由はカナリアが本当に妖精族かどうかを調べる為だろ?」
「まぁそうね」
「そんなことわざわざしなくても俺らなら分かるだろうに…」
「人って言うのは楽して生きていきたいし、自分で調べて謎を解いていきたい人種でもあるのよ」
「そんなもんかね」
「私はそれでいいとは思いますよ~? 人間らしくって」
「――!」(私としては今更自分のこと気にしてもとは思うけどね)
「ま、本人が気にしてなさそうだからいいか。そうこうしている内にもうすぐ着くぜ」
ウスラーが伸ばした指の先に大きな建物が見える。
そこがココロアの家であり、この街で一番大きな研究機関である建物だ。
「大きいね~」
「マスター達は先に行っちまったし、俺らも早く行こうぜ」
「――!」(レッツゴー!)
そうしてカナリア達もシャルティア達の後に続いてココロアの家に入っていくのだった。




