第43話「決着後の会話です?」
シャルティアとカナリア以外が倒れている状況で、一番早く起き上がったのはジーナだった。
「シャルティ~ア~! 何してくれてんの!」
「ごめんね~。つい、加減できなくて…そのまま突っ込んじゃった」
「まぁ、私だから問題なかったけど…本来なら大惨事よ。見なさいよこれ…キャロライン達は完全にのびてるじゃない」
「――!」(起きるのには時間がかかりそうだね)
「カナリア、キャロちゃん達をつんつんしないの」
その後は気絶しているキャロライン達は会場にある医務室に運びこまれ、ベットに寝かされている。
キャロラインとココロアが寝ているベットの真ん中にあるスペースに椅子を置き、座って起きるのを待つことにした。
「それにしても、今回はやり過ぎたわね」
「そう? 私は楽しかったけど」
「それはただ単に私達が中心だったからでしょ。私達の試合を見ていた人達の終わった後の目、完全に畏怖の目だったわよ」
「そんな目をしてたんだ? 二人との戦いが楽しかったから周りの人達見てなかった」
「シャルティア、貴女は一度戦いになると周りが一切見えなくなるのが玉に瑕ね。仲間と敵の位置しか見えてなくてそれ以外は興味すら持たないのは乱戦時においては致命的よ?」
「そんなこと言われたってねぇ。チーム戦でもない限り私の味方はカナリアとジーナだけでしょ」
「模擬戦の時もそうだけどその場にいる誰かと即席で組むこともあるのよ? そんな中仲間まで巻き込むような攻撃をするのは流石にご法度。自ら手のうちの一つを消すことにもつながるわ」
「…でどうしろというの?」
「まぁ状況に合わせて戦ってほしいってことね。戦況把握はどんな時でも必須な項目よ」
「戦況把握ね。しているつもりはあるのだけど」
「だったら最後の一撃の時に私まで巻き込まないと思うけど?」
「ジーナなら耐えれると思ったから」
「そんな可愛い顔で言われても許さないからね。むしろ腹立つから今すぐにやめて頂戴」
「ごめんなさい」
そんな会話をしているとキャロラインが目を覚まし、その数分後にココロアも目を覚ました。
目を覚ましたので一度会話を終了してすぐに帰宅準備を整えたシャルティア達は総合体育館を後にする。
「また負けたのは悔しいわね。ココアと一緒だったのに…」
「それだけ、シャルティアは魔術師としても召喚士としても上って事よ」
「二人も強いけどね」
「お世辞にしか聞こえないわ。ま、いいわ。シャルティアまた戦いましょう。今度は私達が勝って見せるわ」
「ええ」
「さてと明日も学校は休みだから、今度こそ私の家に来てもらいますよ」
「今度は忘れないから安心してよココロアちゃん。明日の昼過ぎからでいい?」
「うん」
「なら私もココアの家に行くかな。私もその子の事、気になるし」
「ならそういう事で、私達はこっちだからまた明日」
「うん、明日ね」
そう言ってシャルティアはキャロラインとココロアと別れ帰路につくのだった。




