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新たな力

モンスタースタンピードの翌日、らいは協会に呼ばれていた


レオン「よう、らい。やっぱりお前も呼ばれてたか!」


らい「うん、あの亀裂内と、あのモンスターと戦闘したのが俺だから、亀裂内とラガンとの戦闘時のデータが欲しいんだってさ。」


フレイ「けど、それ亜村だけで良くない?」


レオン「いや、亜村に状況報告は無理だろ。

なんせ去年に、報告しなければいけない内容を間違えて報告時は喋るなって言われたくらいだぜ。」


亜村「悪かったな!説明下手でよ!」


そこにはふくれっ面の亜村がいた


らい「あはは、でも、輝樹も説明できるようになってた方がいいよ、状況説明はできるに越したことはないからね。」


フレイ「その分野で行くなら、この3人じゃ、らいに勝てないわね、判断能力と説明能力じゃ、私が知ってる限り、一番よ。」


らい「ありがとな、フレイ。

お世辞でもうれしいよ。」


フレイ「お世辞じゃないわよ!」

と、話しているうちに、応接室前に着いた


らい「失礼します。」


和己「いらっしゃい、らい君。

そして超級トップ3の3人も。

では、らい君、連絡した通り、ネームドモンスター:魔人 ラガンとの戦闘のデータと、亀裂内での様子を教えてくれ。」


らい「はい!」

そして、システム以外のことを、嘘偽りなく教えると


和己「魔人は単なる物理攻撃は効かず、魔力が多くても、精度がなければ効かない…かなり人間が不利な相手に思えるが…」


らい「それに関しては魔法を使えば確実にダメージが入ります。

ですが、生半可な攻撃では即座に回復され、意味を成しません。

最低でもS級レベルの魔法使いでなければ無理だと思います。」


和己「そうか…」


らい「と、いうのが制覇者の配下になっている、魔人 ラガンについてです。

おそらく、ラガンは魔人の中でもかなり上位の存在だったと思います、ですが、通常の魔人も強いことを考えると、最低でもB級魔法使いが2名は必要になると思われます。」


和己「その理由は?」


らい「僕はあの後、昔、両親がまとめていたモンスターの資料を見ました。

その中にあったんです…


魔人の情報が。」


一同「!?」


レオン「つまり、らいの両親や俺たちの両親は魔人と戦った可能性があるのか!」


らい「うん、しかもかなり詳しく書かれてたから、かなりの回数の戦闘を経験してるはずだよ。


そこに書かれていたのは、近くにいたB級攻略隊でも危なげなく魔人を倒していたことが書かれています。


そのB級攻略隊の詳細を確認したところ、B級魔法使いが2人いたんです。


なので、おそらく通常の魔人はB級魔法使いが2人いれば何とかなると思います。」


和己「なるほど…ありがとう、らい君。

君のおかげで対策できそうだ。」


フレイ「らい、あんたすごいわね、いつの間にそんなこと調べてたのよ。」


らい「父さん達も攻略者で、今の俺たちよりもベテランだったんだ、珍しいモンスターの情報の1つくらいあっても不思議じゃないだろ?」


レオン「これで話は終わりみたいだけど、全員この後ってなにか予定はあるのか?俺はギルマスに頼まれた、1級亀裂の調査に行かないといけないが。」


亜村「俺は帰って寝る、昨日のラガンとの戦闘はなかなか骨に来たぜ。」


フレイ「私はこの後、ギルドのメンバーと明日攻略する準1級亀裂の作戦会議よ。らいは?」


らい「俺は、また亀裂に潜ろうかな、和己さんから予約されていない亀裂の単独攻略権貰ったし。」


亜村「うげ…あんな戦闘の次の日にまだ戦う気になれんのかよ。」


らい「当たり前だろ、俺はお前たちと違って弱いんだ、まだまだ強くならないと。それじゃあな!」

そう言い、らいは足早に去っていった。


フレイ「…らいって、無理してるわよね、

空のためなんだろうけど。」


レオン「そうだろうな、けど、それが らいの選んだ道なら、俺らには止められねぇよ。」


らいは、6級亀裂の前まで来ていた

らい「…この亀裂は、大丈夫だよ?最近どの亀裂に入っても嫌なことばかりだったからな…今回ばかりは普通の亀裂であってくれ!」

そう言いながら亀裂の中に入ると


その亀裂の出入口が消えてしまったのだ

らい「は?なんで!亀裂の出入口が消えた!?」


この世界の人間には、この現象を知っている者はいなかった


らい「なんで俺が行くとこ行くとこで異変が起きるんだ!

どの資料や情報にも、亀裂の出入口が無くなるなんてものはなかったはずだ!」

と、らいが叫んでいるところに炎が飛んできていた


らい「考え事の邪魔すんな!【双炎】!」

と、難なくゴブリンメイジを倒した

らい「たく…」


【SYSTEM】

《レベルアップ》


《Lv.30▶︎Lv.31》


らい「お、1体でレベルが上がるなんて、意外とギリギリでレベルが1上がってなかったんだな…【ステータス】」


【SYSTEM】


《個体名:天月 雷》


《Lv.31》


《HP:275/275 MP:750/750》


[現在のステータス]

筋力:20 速力:40 感覚:100 体力:55 魔力:150

[所持SP:0]


{スキル}

〈予知:Lv.3〉〈鑑定:Lv.6〉〈ゴブリンキラー〉

〈一騎当千〉〈超加速:Lv.4〉〈短剣術:Lv.4〉

〈苦痛耐性:Lv.1〉〈投擲:Lv.1〉〈弱点看破〉

〈魔力操作:Lv.2〉〈元素魔法:Lv.2〉


らい「お、魔力操作のレベルが上がって…ん?火魔法が無くなってるし、なんだこれ?元素魔法?

えっと、火・水・風・土魔法のスキルが統合されたスキルなのか。

試しに、【水弾】【風刃】【土球】」


らいは3種の魔法を使ってみると、その全てが双炎と同じ威力が出ていた


らい「強くない?もしかして…双炎の威力も上がってるのかな?…【双炎】」

と、炎が揺らいだ瞬間、炎が青くなり、音を置き去りにしながら壁に衝突した


壁が崩れ、別の道と繋がる程の破壊力だった

らい「こ、これが元素魔法の威力…前よりかなり威力が上がってるのに、消費MPは変わらない…

お、元素魔法と魔力操作のスキルレベルがまた上がったな」


そうして、らいは出入口がなくなっていることを忘れ、亀裂攻略に動いた


らい「ん?なんだあそこ…異様に綺麗だな。」

そこには、とても綺麗な宝石などがあり、とても誰かが住んでいるかの様な感じだった


らい「ここは一体…」

と、考えていると、背後に誰かが現れ、らいはそれに即座に気づき、切りかかったのだが…


らい「!?」

しかし、短剣は、後ろにいた何かをすり抜けた…


読んでいただきありがとうございます!


今回は、ラガン戦後の影響や、“魔人”という存在について少しずつ掘り下げてみました!


そして、らいの新たな力――〈元素魔法〉。

想像以上に強化されていて、本人もかなり驚いてます。


ですが、それ以上に問題なのは……


“亀裂の出入口が消えた”こと。


そして最後に現れた、“何か”。


次回から、また大きく物語が動き始めます!


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