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スタンピード

らい「この近くには、超級ランキング第3位の“亜村 輝樹”(あむら てるき)の家があります!」


南雲「そ、そうなのか!」


らい「はい、俺は輝樹とは幼馴染なので知っているんです!おそらく接敵まで3分程でしょう、急げば2分程で戻ってこれます!」


南雲「頼んだ!呼んできてくれ!」


らい「はい!」

そして、らいは急いだ


らい「今は、システムを隠すなんて言ってられない!【超加速】!」

空気を裂き、音が遅れるほど速く走り、目的の場所へと着く


そして、亜村 輝樹の家に着くと、ドアを力いっぱい叩く

らい「輝樹!輝樹!居たら返事をしてくれ!」


そして家の中から走る足音が聞こえ

亜村「うるせぇ!誰だ!俺の家のドアをガンガン叩くヤツは!」


らい「輝樹!助けてくれ!」


亜村「あ?らい、お前か、さっきから叩いてたのは。」


らい「それに関してはすまないと思っているが、

今はそれどころじゃないんだ!

モンスタースタンピードが、5級亀裂で発生したんだ!

だから、力を貸してくれ!」


亜村「そりゃ本当か!分かった、すぐに準備する!場所は!」


らい「場所は工業地帯の第一工場、近くにはC級1人とD級6人が対応してる!協会には報告済みだけど、いつ来るかわかんなかったから、お前に助けを求めに来た!」


亜村「そりゃナイス判断だ!分かった、俺に任せとけ!」

と、亜村が言うと、亜村の姿が消えた


らい「へ?消えた?」



一方その頃、攻略隊の方では


南雲「くっ!予想より早くにモンスターが出てきやがった!」


大橋「た、隊長、あれって…」

そこで南雲たちが見たのは…


人の姿をしたなにかだった…


南雲「な、なんだ…あれは。」


???「…ここが現世…魔界とは、また違うな。

ん?あれは現世の生き物か。

動きを邪魔されると面倒だ、殺すとしよう。」


そう言いながら、そのなにかが南雲達に手を向けた瞬間

そのなにかの手がいつの間にか切り落とされていた


???「ほう?認識できなかった、何が起きたんだ?」


亜村「ようよう、見たこともねぇモンスターがいやがるな、てめぇか?このモンスタースタンピードの元凶は?」

そうして、謎のモンスターと超級が会敵する


???「お前、強いな、あの方と同じ…もしくはそれ以上に。」


亜村「へぇ、お前喋れんのか、なら、対話するって手段もあるだろ。」


???「対話…ねぇ、そちらは攻め込むところに対し、挨拶や対話を試みたことはあるのか?」


亜村「はっ、確かにそんなこと考えた事もなかったよ。」


???「そうだろう?そして私たちも対話を試みることなどない。そして、お前の名を聞いてやろう。」


亜村「俺は亜村 輝樹、超級の攻略者だ。

てめぇの名前はなんなんだ!」


ラガン「私の名はラガン、第六制覇者 カルバ・ウィル・ハーツ様の配下である、覚えなくて結構だ、どうせお前は死ぬのだから。」


亜村「あ?さっきの俺の速さを認識出来ねぇやつが、

調子に乗ってんじゃねぇ!」


そして、亜村は先程こちらに向かってきた時よりも速く、

そして正確にラガンの急所や関節を攻撃したのだが


ラガン「ふむ、やはり捉えることが出来んな、私の反応速度よりも速いところを見るに、貴様は現世で“最速”の名を欲しいままにしていそうだ。」


亜村「そうだよ、俺の呼び名は【神速】、俺より速いやつはいねぇ…なのに、どうなってんだてめぇ…さっきから攻撃しても、全然怯まねぇし、回復速度が尋常じゃねぇ。」


ラガン「当たり前だ、普通の攻撃が魔人に届くわけないだろう。我々は、実体を持たぬ。」


亜村「は?ならどうやって倒せってんだ!チートじゃねぇか!」


ラガン「そんなことは無い、実際、あの方は私を一撃でのしている。」


亜村「ただ、さっきのは魔力を込めた攻撃だ、お前の言い方じゃ、通らねぇとおかしいだろ!」


ラガン「なるほど、しかし、魔力の込め方が雑すぎる、

その程度の魔力操作では、あの方たちには指一本も触れることなどできん。」


亜村「敵に教えるなんて、随分と余裕じゃねぇか!」


ラガン「当たり前だ、お前は魔法を使えないのだろう、それならば私の脅威にはなり得ない。」


亜村「くっ、なにかやつに対抗する手段さえあれば!」

そう思った矢先、亜村の後ろからなにかが音を置き去りにしながら、ラガンに直撃した


ラガン「ガッ!な、なんだ…何が起きた!この私の…私の体を貫いたのは!」



それは、2分前のこと


らい「クソ、亜村のやつ、俺も連れてってくれたらいいのに!…いや、もしも消えたのが速いだけだったら…無理だな、多分死ぬな。」


そうして、らいは30秒ほどで亀裂の近くまで戻ってきたのだが


らい「なんだあれ、知らないモンスターだな…」

そして、ラガンと亜村の会話を、らいは少し離れたところから聞いていた


らい「魔力を込めた攻撃が通る…なら、魔法は通るはず…

なら、双炎なら…いや、亜村が手こずってるんだ、

俺の双炎なんかじゃダメージが通るかも怪しい…

あ!そうだ、毎回双炎にした後すぐに放ってたけど、

片手に留めておくこともできるんじゃ!

実践しながら試すしかねぇ!」


そして、らいは時間をかけ、火魔法【炎弾】を貯め続ける

らい「くっ!これ…かなり辛いな…流石に、双炎にしてから…30個は溜めすぎたか、けど、これなら絶対に通る!


喰らえ!炎弾と双炎のさらに上の魔法【爆焰】!」

そうして、爆焰をラガンに向けて放ち、直撃する


亜村「な!誰か他の超級やS級が来たのか!」


らい「違うよ、今のは俺の魔法、爆焰だ!」


亜村「お前…本当に強くなったんだな。」


らい「あぁ、でも、さっきのはお前があいつと話してる間に、時間をかけて、ようやく一発撃った魔法だ、

それを、あいつは許してくれないと思う。」


亜村「そんなことなら、俺に任せとけ!

俺の攻撃は通らねぇみたいだが、一時的に無力化するくらいはできる!」


らい「あぁ、頼りにしてるぜ、亜村!」


亜村「任せろ、らい!」

読んでいただきありがとうございます!


ついに超級ランキング第3位、亜村 輝樹が登場しました!

そして、“制覇者”という存在の片鱗も見え始めました。


今回の戦闘では、らい自身が「考えて戦う」方向に少しずつ進み始めています。

ただ強いだけでは届かない敵に、どう立ち向かうのか。


次回もかなり熱い戦闘になる予定です!


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