表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

11/12

制覇者の真実

そこは前回までのような洞窟ではなく


らい「…平原?」

そこには、ただ1つの家がある平原だった


らい「なんで平原なんだ? 」

周りを見渡すと、1つの家があった


らい「…とりあえず、あの家に行くしかないか…」

すると、後ろから声をかけられる


???「ここに人間が来るなんて思いもしなかったな。」


らい「!?だ、誰!」


ケール「俺の名はケール、そこにある家の主だよ。」


らい「いや、なんで亀裂の中で生活してるんだよ!

ここにはモンスターとか出たりするんだぞ!」


ケール「ここにモンスターは出ないよ、もう何年も住んでる。

てか、ここへの亀裂は開かないようにしてたはずなのに、なんで開いてんだ?」


らい「もしかして、あんた、フラムやカシスと関係があったりするのか?」


ケール「あぁ、あるぞ、俺は制覇者だからな、

まぁ、俺は俺以外の制覇者が苦手だ。」

そう言いながらどこから持ってきたのか分からないポテチを食べていた


らい「そうなのか?てっきり、制覇者は全員仲間同士なのかと思ってたが…」


ケール「仲間…とはちょっと違うな、俺たちは言わば、亀裂を制御する者、亀裂は俺たちが制御してるんだ、でなきゃ、現世に亀裂が常に湧き続ける地獄になる。」


らい「!?そ、そうなの!」


ケール「まぁ、俺は最近開くのめんどくさくて、担当箇所は常に閉じたまんまだけどな。」


らい「…担当している地域って言ったよな?ちなみに、制覇者が死んだ場合、そいつが担当している地域の亀裂はどうなるんだ?」


ケール「それはな、基本は今開いてる亀裂が全部閉じたら二度と開かなくなるぞ、俺らの誰かや、俺らより上の存在が干渉しなきゃな。」


らい「上の存在?」


ケール「俺は持っていないが、俺たち制覇者には基本配下を持つことが多い、それが最下級の存在だとしたら、俺たちが中階級、さらに上の高階級に位置するのは、七つの大罪の悪魔たちさ。」


らい「七つの大罪の悪魔って、あの神話にも出てくる、あの最強の悪魔か?」


ケール「あぁ、そう…あ、やべ、無くなっちまった。

ちょっと待っててくれ、家から追加のポテチ取ってくるから。」

そう言いながら、家に向かい始めた


らい「あ、あぁ…なんなんだ、あいつ…

制覇者なのは間違いないし、人間の敵だと思うんだけど…」


ケール「悪い悪い、待たせたな、えっと…悪魔たちの話で終わってたよな?

悪魔たちは、人類を滅亡させようとしている存在さ。」


らい「なぜ、お前は、俺の質問に答えるんだ?」


ケール「俺が元“人間”だからだ。」


らい「!?」


ケール「信じるか信じないかはお前次第だが、

俺たち制覇者は全員元人間だ、まぁ、俺ほど友好的では無いがな、基本的に人間だったということを忘れている。

だから、今みたいに会話を試みるのはやめておけ、

お前は知ることに躊躇がない、だが、それは制覇者とでは命取りになるぞ。」


らい「…他の制覇者は人間だった頃の記憶が無いなら、なぜ、お前は記憶があるんだ?」


ケール「それはわからん、だが、俺たちはそれぞれの時代で最強、最高峰の強さを誇っていた人間が制覇者となっている。

それに、今の人間は昔ほど強くないから、挑めば負けるだろうな。」


らい「超級でもか?」


ケール「超級か…確かに、奴らならあるいは…だが、挑むのはやめとけ、特にカシスとカルバ、それに…制覇者の中でも突出して強い、ロンド…やつだけは絶対に…」


らい「…わかった、挑むのはやめとくよ…だけど、ケール、まだまだお前に色んな質問をするから、それに答えてくれ。」


ケール「あぁ、いいぞ、何から聞きたい?」


らい「制覇者は何人いるんだ?そして、その制覇者の名前と、出来れば能力も知りたい。」


ケール「制覇者は俺を含めて全部で7人、すまないが、能力までは知らない、名前は…フルネームじゃなくてもいいよな?

ロンド、ムラクモ、神威、カシス、カルバ、フラム…そして、俺だ。」


らい「7人か…じゃあ、お前は俺たち人間と敵対するのか?」


ケール「しないしない、俺は人間の頃の記憶持ってるし、今でもオーラを隠しながら現世に遊びに行ったりもしてる。

他に聞きたいことは?」


らい「お前は元人間で、ある時代のトップみたいだけど、ケールなんて名前は聞いたことがない…一体…いつの時代の人間だったんだ?」


ケール「…俺は…初めて、現世に亀裂が現れた時に最前線で戦っていた。」


らい「初めての時って、今から300年前か…

一体、その時に何があったんだ?」


ケール「…あの時、今の現世で言う、特1級亀裂が1つだけ発生したんだ、その亀裂からは、ある一体の悪魔が出てきたんだ…七つの大罪 暴食の悪魔 《ベルゼブブ》…

やつが現れた瞬間、俺と共に戦っていた者たちは…

一瞬にして絶命した…」


らい「!?」


ケール「あいつらは、常に魔力が漏れ続けている、

その魔力は常人には耐えられたものじゃない…

俺は今の時代でいえば超級クラスの強さだった、

だから、ベルゼブブと戦ったんだが…

一瞬だったよ、一瞬で腹部を貫かれた…」


らい「なら、なんであんたは今、制覇者として生きているんだ?」


ケール「気に入られたんだよ、ベルゼブブに。

そしたらこのザマさ…不老だから昔からこの姿のままさ。」


らい「てことは、他の制覇者も、悪魔に気にいられて?」


ケール「いや、他の者たちは違う、俺以外は、ある亀裂での死をきっかけに変異した。」


らい「そうなのか…」


ケール「ほら、これやるしさっさと帰れ。」

と、言いながら らいにメダルを渡す


らい「これは?」


ケール「ここに来るためのメダルだ、それに魔力を流せば、ここへの亀裂が発生する。

お前が入ったら一時的に亀裂が消えて、

またここでそのメダルに魔力を込めたら同じところに亀裂が出て戻ることが出来る。」


らい「ありがとう、また気になることができたら来させてもらうよ。」


ケール「あぁ、しっかり強くなってこいよ、天月 雷…」

そして、らいはその亀裂を出て、帰宅する


ケール「…まさか、あいつの方からこっちに来るとはな…なぁ、お前は予想してたか…未来の天月 雷…」

読んでいただきありがとうございます!


今回は、ついに“制覇者”についてかなり深く踏み込む回でした。


そして判明した、


* 制覇者は元人間

* 七つの大罪の悪魔

* 亀裂を制御している存在


という事実。


今まで“敵”として描かれていた制覇者ですが、

単純な善悪では語れない存在になってきました。


そして最後――


“未来の天月 雷”。


少しずつ、この世界の裏側が繋がり始めます。


次回もよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ