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学校から出勤する、俺ら3人はとりあえず数日は共に肉狩りして必死に金儲けをする事になるんだ。
ただ、少しずつでも良くなってきてるな、剣もそこそこだぞ。
「はぁ……、はぁ……、あぁモチロンよ、こちとらこの世界で名を馳せるんだぜぇ!」
「そうですね、でももっともっといかないとです!」
そのウサギの頭を斬り飛ばし、突っ込んで来てた鹿の何かをオレのシールドで無効化してカウンター!
ひたすら狩って狩って。
「よっし……、やっとカードになったな。少しでも増やしていきたい所だ、アル=ミラージ!」
アラブのウサギだな、一角ウサギだ。紫の真理1【アルミラージ】1/2 俊敏。
黄色く綺麗な体毛と黒い角を持っていて、これは、こいつはドラゴンの島でアレクサンダーが竜退治した時の報奨がこいつだ。可愛いっちゃ可愛いがこの黒い角は全てのケモノを畏怖させると伝承にはある。
「では加島行くぞ、【アル=ミラージ】Garden Of The Mare(夢見花園)!」
「おぉう……、これはなんだか刺さるな、刺さるよ……。男子の夢が刺激されるぅ――」
太く大きめの角を持ったセーラー服女子が出て来たんだが。
まぁ実際、少女なのにこんな野太いのが額から出てると考える物があるな。その癖その顔は温和で優しくて、桜色した髪の毛は少し黄色が混じって輝く。加島がもつ白肌と黒角とのコントラストがなんとも美しく、ジャンプ力も高いがスカートの下にある尻尾が見たいと痛烈に。
「可愛いわ……、美少女で献身ほわほわ女子がこーんなイカツイとギャップが良いぜ……、良いッ!」
その和樹にすごい照れて苦笑いする加島が、誉めそやされてるな、俺はその姿に満足だしまずは何よりも動きだなって。剣を持たせて。
「はい、リンよりかなり遅いですが、ただ、かなり良いかもですね。すっごく心強いかも!」
1/2なんだよな……、攻撃力よりも防御力寄りになる。しかも俊敏持ってて1枚しかないリンの替えになるかもだ。あのクモ爺さんへ頼もうと思うよ。
「そうして、だ。ちなみに知ってるか? アルミラージ、こいつユニコーン属なんだぜ」
「おぃ、ユニコーンは馬だろうに。俺は結構ユニコーンが好きなんだぞ、か弱いウサギにするな!」
「和樹よ、それはどうせあれだろう……嗅覚だろうに、それは処女へのな」
それに和樹は胸を張ってて加島が赤く膨れてるが、あと馬並という親近感だとも、ウソをおつきなさい?「ただ馬って限定があるのは天馬ペガサスの方だな。ユニコーンは一角獣って書くんだよ、要は一角さえあれば良い。だからなんなら元世界でのイッカクだってユニコーンなんだぜ?」
「え、へぇ~……? そうなんですか……、じゃあツノさえあれば良いと、ツノが……本体?」そう言ってさりげにカードを覗く少女が。結構そのツノすごいなと思うよ、それで整った顔が開けて見えてて。胸にある突起もすごくてうさ耳で俺の中の捕食者が。
あぁうんそれで……、そう、そうだよ。馬が主体かそうじゃないかだよ。
ユニコーンは大体は馬だが言いようによっては兎もそうだし伝承ですらヤギとかだったって話もある位だし。そもそも元はイッカクがモデルとも言われてる。
そうしてツノは効能があるというのもそう。
「実際、こっちでも毒の治療に用いられてるらしいな。俺らの世界でも西洋ではウニコールって名前で売られてたんだが、それはイッカクの角がほとんどだったんだぜ。当然それはユニコーンの角って触れ込みで、それって本当に毒物を検知したんだよ」
ちなみにイッカクの角は歯の分類だよ?
うなずいてる。加島の変身は解けたが良いカードを手に入れ、未だ潜る俺らは。カードになるってのは良い副産物だなホント、カードゲーマーとしては探索でも胸が躍るよ。
ただこの辺りはまだ食肉地帯と呼ばれる新人用の場所だそうで、買い取った地図にもそう書いてあるし。あとそこでは結構見るのだが。
「あぁ奥様、やっと取れましたね」「えぇ……、えぇ。2日ぶりかしら、早く子供へ――」
その3人の女性だけのパーティーが。
大事そうに狩った獲物を携えてて足早に戻ろうとしている、俺らを視ては気味悪そうにしながら。あまり飾り気のないシワの多いのが、まるで秘め事のように、命からがら。
「可哀そうだなぁ~、って思うけどさ。すんごい罵倒してたわ、俺らの事」ははは「あぁそうか、まぁ田舎だしな。それで農耕ってのが門戸が狭すぎるとあぁなるんだなぁって……」
あの一匹を分け合うのだろうか、大変だろなとは思う。だがこの世界ってああいう事なんだ、これが無理なら嫌われやすい革職人とかになるしかないと聞いたし。
俺らも腹が減ってるんだ。うなずいて先へと。
「でもさー、この森、結構スカスカなんだよな、その癖モンスターは多いよなぁ」「えぇ、森という感じよりは木の集まり、ですかねぇ……」
うんまぁ、ヨーロッパの森って感じ。日本みたいに鬱蒼とこう……森が揺れるというか木々がざわめくってないんだわ。葉っぱすらあまりない木々がポツン――ポツンとあるだけで、多分山としても栄養も悪いんだろうなって。そのくせ。
「モンスターが来たぞ、気をつけろよ!」
こいつらはむしろかなり多いから、一気に囲まれた。村の自衛と効率を考えたらアリかもしれん、畑の門を閉じるのもな。どうやらギルドは税金関係もあるらしいし、高額所得者なので税金取っとくか、みたいな。
大農園の所有者みたいな感覚、その代わりに王家が認める武器を持ってる。
「おぃ体数減らせよ、こいつらは別種が混じってても人間を狙う!」
加島と和樹が必死になる。俺はとりあえずカードで補佐し。
「おぉ、それで次は1真理【クー・シー】1/1 奇襲か」
こいつは確か妖精丘で飼われてる犬だな。全体的に緑の印象した毛並みで妖精丘へ入って来る侵入者に襲い掛かるやつだ。時折外でも見れるらしく、それは死を意味するというが、3回だけの地鳴りするくらい鳴くので察知するのは難しくないらしい。
ちなみに奇襲について――これは基本的には召喚者は自分が領土とするある程度のサークルや、スポッター付近でしか召喚はならない。でも奇襲はどこでも可能で、あとログが流れるのも少し遅いようだ。




