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3月27日 オンライン花見の日
「これが桜でこれが梅であれが寒椿です。」
季節も違う花が一か所に咲いていた。
オンライン花見の良さがこれだというが見ていて可笑しさしか感じなかった。
画面上に映っている人間は楽しそうにしていた。
そもそも観賞するために桜の木などを必要以上に集めている不自然さに目をつぶり、ブツブツと文句を垂れているのは違和感を感じる。
それでも自分の中の感性を否定できずに、季節関係なく寄せ集めているその光景に違和感を感じていた。
そんな顔をしていると目の前の光景は変わった。
どこかの桜の名所の映像だろう。
気持ちのいいそよ風が感じるような光景だった。
日本のあらゆる名所を見れると喜んでいると、今度は先ほどものすごく喜んでいた人が悔しそうな顔をしていた。
しかしオンラインだ。その嫌な表情も少し緩和して見えているような気がした。
その光景をすこし気にしてか、幹事がその人が見せたい光景に変更する、視聴モードにしてくれていた。
各々が各々で楽しそうに花を見ていた。




