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3月9日 記念切手記念日

「記念だからね。」


 そういって祖母は切手を集めていた。

 そのコレクションは膨大な量でアルバムが何冊分もあった。


「私が死んだらあげるからね。」


 そういって祖母は私たちに笑っていいかどうかわからない冗談を投げかける。

 祖母にとってその蒐集は唯一の趣味であった。

 祖母はどこからか得てくる、新しい切手のチラシを楽しそうに眺めてるのも好きらしく、ひがな一日そのチラシを眺めていた。

 ある時、私は祖母にコレクションを見せてもらった。

 祖母は嬉々として語り出してくれた。


「この切手は前の旦那さんが酷い人でこっそりへそくり貯めて買ったんだけど、見つかってしまってすごい殴られてな。」

「この切手は初めて買ったやつなんだけど奉公先のおかみさんにそんなもの買っているじゃないって怒鳴られたけど、怒鳴られただけだったから良くてな。」

「この切手はおじいちゃんが不倫をしてきた時に謝るついでに買ってきてな。」

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