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3月8日 赤ちゃん&こども「カット」の日

「なにこれ。」

「ああ。懐かしいわね。」


 母は押し入れの奥から出てきた筆をみてそういった。


「これってなに?」

「赤ちゃん筆だよ。」

「赤ちゃん筆?」

「そう。あなたの毛で作った筆。」

「おぎゃあおぎゃあ」


 赤ちゃんの部屋から泣き声が聞こえてきた。


「ああ、いかないと。」

「いいじゃん。すぐにいかなくても。」


 そういうと母は私を少し撫でて少し困った笑みを浮かべながら、妹の元へとかけて行った。

 調べてみると、赤ちゃん筆は初めて散髪をするときに作るものらしかった。

 筆の裏側を見ると私の名前が書いてあった。

 妹はもう初めての散髪を終えている。

 家族で私だけがこの赤ちゃん筆をしているらしい。

 わたしはそれからいつもより少しだけ大く妹の世話を快くできるようになった気がする。

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