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1月19日 空気清浄機の日
ーブオォォォォォォォ
家に帰ると空気清浄機の稼働する。
ここにもおれの居場所がないのだと感じる。
「ただいま」
「……」
返事を求めていない言葉はその役割を果たし虚空へと消えた。
ーブオォォォォォォォ
空気清浄機。こいつとももう十年来の付き合いになった。
それでも何も言わずに働いてくれる。
こんな健気な姿をみると思わず心が緩む。
「あ」
「……」
目の端に同居人がいる事を見つけた。
何故かお互いに気まずそうに見なかったようにした。
ーブオォォォォォォォ
空気清浄機は変わらずに動いている。
この機械で健康になったようには思えない、それでもこの機会と一緒にいるのはこのバカバカしい騒々しさにあるのだろう。




