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1月15日 女正月

「さっさと起きろ。」


 蹴られた衝撃で俺は目をさました。

 枕元に妹が仁王立ちしていた。


「今日は女正月だから。」


 思いっ切り蹴られた腹を撫でながら俺は朝の訪れを感じた。


「おはようは?」

「おはよう。」

「さっさと下に降りてきて。」

「はい。」


 頭が重たいと嘆きながら俺は階下へと降りていった。

 案の定、こき使われている親父とこの家の支配者たちがいた。


「やっと起きたの。」「早く準備してよ。」「早く早く。」「もう家出る時間なんだけど。」


 姉妹と母は俺に向かって言葉を投げつけてきた。


「一緒に飯作ろう。」

「わかった。」


 台所に立っている親父に言われて俺も台所の中へと入っていった。

 包丁を握る姿が何ともも似合っていった。


「飯はなに?」

「何が良いかな?」

「自分で考えてよ。」

「はい。」


 会話にならない会話だった。


「一年に一度の女正月なんだからさ、いろいろやってよ。」


 そう言われて掃除から何までやらされていた。

 くたくたになりやっと床に入ったのはもう真夜中になっていた。


「さっさと起きろ。」


 蹴られた衝撃で俺は目をさました。

 枕元に妹が仁王立ちしていた。


「今日もやれよな。」


 そうだ、女正月関係なく家は男たちの立場が弱かった。

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