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1月16日 籔入り

「ただいまもどりました」


 久しぶりに変える我が家は様変わりしていた。

 巨大な生垣。屋根にはしゃちほこ。

 成金趣味全開の嫌な屋敷となっていた。

 入るのを躊躇っていたが、あたりに家は他になく仕方なく入ることにした。


「すいませーん」


 なかなか出で来ないので少し不安になって再び声を掛けた。


「なんですか?」


 見知らぬ使用人が中から出てきた。


「あの。ここって〇〇さん宅ですよね」

「そうですが」


 実家にも関わらず変な言い回しになってしまった。

 その所為か相手は益々怪訝な顔になっていた。


「あの、ここの家のものなんですが。」

「はい?何か証拠があるんですが。」

「え?」


 実家でこんな経験をするとは思ってもみなかった。


「どうしたの?」

「あ、奥様。」


 奥から母親が出てきた。


「中に入って。中に!」

「あの奥様。」

「どうしたの?」

「この方は?」

「息子よ!」

「申し訳ありません。」


 通された部屋は全面金色でいかにもな部屋だった。 話を聞くと少し前に持っている土地で金がでたの事だった。

 使用人は謝罪ばかりしていたが、それがむしろむずかゆかった。

 連絡の行き違いがあったみたいだが、今日からは実家で仕事もせずにいることになった。



 今日であの日から4年が経った。

 今では屋敷は外観も全面金色となっていた。

 生意気に出迎えた使用人も3年前に解雇した。

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