第二事件 もはや変人
前回までのあらすじ
探偵だと名乗る謎の男が家に押しかけてきた。ちなみに服のセンスはない模様
本当にわけがわからない。今度は探偵だぁ?眼の前にいる男への不信感が積もっていく。そこで証拠はあるのかと聞いてみた。詐欺師などならここで詰まるはずだ。名刺などをもらってもすぐに家の中に入り、実在するかどうか調べてみれば良い。まぁ探偵の押し売り販売など聞いたことがないから十中八九、詐欺師か何かだろう。
「証拠か……ないな。」
「は?」
素っ頓狂な声が口から飛び出た。この男は一体何がしたいのかわからない。
「じゃあ証拠の代わりに推理をしてやろう。」
「推理って何を?」
「君についてだ。そうだね。まず君は高校生。理由としては身長とそのメイクだ。そのメイクはしているか分かりづらい。社会人の場合もっとがっつりメイクをするだろう。営業職は顔が命だからね。また、中学生にしてはメイクが上手い。どちらかと言うと隠し方が上手い。どうやったらバレないかを研究したものにしか出せない味だ。そんな事するのは校則で縛られているがおしゃれをしたいJKしかいない。」
長く渡る彼の推理?が終わっただがまだ女子高生だと言っただけだ。ぶっちゃけJKなんて雰囲気でわかると私は考えている。メイクの話は半分くらい彼の偏見でしかない。それよりも聞きたいことは
「たしかに私は高校生です。ですけど、それを当てただけですのね?どうして私が幽霊について困っているってわかったんですか?」
「あぁそれか。それは推理ってよりも事実に近いがこの家に取り憑いているからね」
彼はそう言って私の後ろにある家を見上げて言った。私も釣られて家の方を見た。でも何かある感じではなさそうだ。やっぱりデタラメ男の可能性が高い
「でもね、君だけを見てもわかったよ。そうだね、まずは目のクマだ。そのクマは青クマと呼ばれる。そう断定した理由は今君が上を向いたとき、クマの色が変わらないで青っぽい。これは寝不足が原因だ。きっと金縛りとかラップ音でもあったのだろう。次にその指だ。ガーゼを指の腹に当てていることから、右手の人差し指の腹を切っているっぽいね。ガーゼについた血の色がまだ鮮やかなことから切ってから一時間以内。そして君の荷物から買い物帰り、となると家を出る前にコップを落とした。きっとポルターガイストで落ちたコップでも拾ったのだろうそして怪我をした。違うかい?」
すごい。たしかにすべて当たっている。探偵として信頼はできるかもしれない。でも……長い!話が長い!ずっとべらべら話が長いのよ!
「合ってますけど……」
「そうだろうね。じゃあ!早速信頼を得たところで君の家を調査させてもらおう!」
「いや!なんでそうなるの!」
「おぉ!君良いツッコミをするね。」
思わず突っ込んでしまった。このままだとこの男のペースに飲まれる。
「とりあえずこれで失礼します!」
「あっ!ちょっと待ってくれ!」
私は強引に家の中に逃げ込んだ。
やっぱり推理を書くって難しいです。何を根拠にできるか素人にはさっぱり。




