第一事件 謎の探偵
前回までのあらすじ
幽日の家で怪奇現象が起きていた。ちなみに事故物件ではなかった。
私は困り果てた。一体どうしよう。私はそんな事を考えながら皿を洗ったり、父の仏壇にお供え物を渡したりした。だが、机の上においてたはずのコップが突如音を出して地面に強く衝突した。落下点の周りにガラス片が落ちた。私は急いで片付けようとしてガラス片を拾ったが不意に指を切ってしまった。私は急いで絆創膏を貼りガラス片をすべて拾い上げ新聞紙で包みすてる準備をした。
気を取り直して、料理をしようと冷蔵庫を開けたが粉チーズやカットされたネギがあるだけでこれと言って食材が入っていなかった。仕方がない。私は買い物をするためにリストを作り、財布に3000円ほど入れた。軽く行ってきますと言い家を後にした。
近所にある大型スーパーに材料を買いに行った。再度出かけるのも面倒なので、多めに買い物かごに入れる。ずっしりとした重みを感じながら買い物リストとにらめっこをして一番安い食材を選んだ。会計をするため列に並んだ。夕方前ということもありそれなりに長い列を作っていた。何を作るかを頭でシュミレーションをして、自分の番を待った。自分の番になり買い物かごを会計のおばさんに預けてピッピッと機械音を聞き待った。合計はギリギリ3000円以下で安心をして、袋詰めをするための台についた。
夕日が沈みかけている中、私は家の前についた。……が私服とスーツが混じったような服装をした謎の男が家の前にいた。見た感じインターホンを鳴らしているらしい。怖いが勇気を振り絞り、
「あの……すみません。私の家に何かようですか?」
と声をかけた。男は私に気づき安堵の表情を浮かべていた。
「ここは君の家かい?」
少しダンディな声が私の耳に届いた。そうですと軽く答えると待ってましたと言わんばかりの調子で話しかけてきた。
「それは良かった。実は君に正しくは君の家の人に営業をしようと思っていたんだよ。」
なんとも疑わしいワードしかないことを話してきた。
「私の家そうゆうの受け入れてないんで……帰ってもらってもいいですか?」
「おいおい。俺をそこらのインチキ会社員と同じにしないでくれ。」
「いや、ほんとにごめんです。」
「話だけでも聞いてくれよ〜。」
相当疑わしい。インチキ会社員とか言っていたがお前もそうじゃないかと今すぐツッコミをしたくなった。
「いい加減にしてください。私はこれで失礼します。」
男を押しのけ、私はポッケに入れてた鍵を取り出して刺そうとした。
「君、幽霊に困っているだろう?」
私の手は止まった。きっと今私の顔は図星を突かれたという言葉がぴったりなほど驚いているだろう。私は再び男の方に一生懸命平穏を装った顔を向けた。
「……なぜそれを?」
私の口からはそんな言葉が漏れた。当たり前だ。先程まで一風変わったセールスマンだと思っていた男から出てくる言葉ではないとお思ったからだ。
「おっ!フィフティーフィフティーの一か八かで聞いてみたらやっぱりか。」
「何なんですかあなた?」
「そんな怖い顔をしないでくれ嬢さん。俺は探偵だ。」
「は?」




