じじいとバトモン~その2~
『彼らに説明の不足が有ったので補足します、バトモンカードには五種類のレアリティが存在します。白→茶→銀→金→虹色の色で分類されていてレアリティの高い物程希少で強い魔獣が作れます。茶は下から二番目ですが一年生か初めて上級生から貰う物としてはそれなりに良い物たと認識してください』
ガイダンスさんが補足を入れてくれる
成る程のぅ、彼はワシを無下にする事は最初から無かったがグループへの勧誘もそこそこ厚待遇という事じゃな
『金より上のカードは殆ど入っていない為基本的には上から二番目のカードであるという言い方も出来ます』
ガイダンスさんの情報が追加される
成る程のぅ、一枚買ったら終わりじゃ無いのは上手い商売じゃのぅ
だから余るのじゃな
『複数の合成魔獣が入ったカードを有料で更に合成する事でカードを強く出来るので余っても使い道はある様ですが子供の魔力量や財力では中々難しい様です』
子供の遊びというのも世知辛いものじゃのぅ
『因みになのですが、グループとはただのお友達の集まりではなくこのゲームにはチーム戦がありそのメンバーになる事も含まれています』
そんなのもあるのじゃな
『各大陸の学園で流行っていて稀に学園対抗戦などもある様ですが地域の子供同士のグループ戦が主らしいです』
成る程のぅ、色々とありがとうございますじゃ
『お役に立てて何よりです、その他攻略情報が知りたい時は何なりとお声を掛けてくださいね』
そう言うとガイダンスさんの気配は消える
最早ガイダンスの趣旨が変わっとる様な気がするのぅ
「これはどうやって使うのですか?」
ワシは子供らに問うた
ガイダンスさんに聞いても良いのじゃが彼らとのコミュニケーションも大事じゃからのぅ
「簡単だよ」
そう言うとワシにずっと説明をしてくれていた子が白いカードを出して自分の額に押し付ける
「えいっ!」
その子が何やら気合いを入れると魔力がカードに吸われてカードの絵柄が変わる
「蜘蛛型モンスターかぁ、妨害とかには使えるんだけど持ってるからなぁ」
出てきたモンスターにその子は不満を言う
「じゃあ俺のミニサラマンダーと交換しようぜ、今度合成しようと思って素材探してたんだ」
別の子がその子に声を掛ける
成る程、そういう感じなのじゃな
凄いカードは強いけど数がない
数がないから沢山買う
カードが余る
魔獣増やして合成する
どうしても不要なのは出る
じゃから交換する
実に合理的じゃのぅ
ならワシも早速
ワシがカードを額に当てると
『注!カードからのアクセスを検知しました、アクセスを許可しますか?』
というガイダンスさんの警告がする
魔力入れんと始まらんからのぅ、許可じゃ
ワシがガイダンスさんにカードからのアクセスを受け入れる旨を伝えるとカードに魔力が注がれていく
が、その瞬間世界が灰色に変わる
このタイミングで神様が来られるのかのぅ
今日はどの神様が何の用事で来られるのやら
「その遊び、するなとは言わないけど何も考えずに魔力を注入するのはやめなさい」
女性の声じゃ
まあ今のところ男性の神様は見たことが無いのじゃが
「居るわよ、男の神も沢山」
そりゃそうなのじゃろうがワシの思考を聞き取って返事をしないで欲しい物なのじゃがのぅ
「お久し振りです、フウゲツ様」
目の前に居たのは風を司る女神のフウゲツ様じゃった




