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じじいとスタンプの秘密

朝飯じゃ

朝は黒パン、フレッシュチーズ、豆と玉ねぎのスープ

最早磐石の構えじゃな

グルメジャンル?

何の話じゃ?

あっという間に食事を済ませたワシらは教室へと向かう

今日も授業ではなく学園のルールの話しらしい

「みなさん、おはようございます」

スタンプ先生が朗らかに朝の挨拶をして生徒がそれに続く

「うんうん、みんな元気で結構」

それを見たスタンプ先生は満足げである

「じゃあ今から二つ、君達にとって大切なルールの話をするよ」

そう言うとスタンプ先生は黒板に何かを書き出す

スタンプについて

と書かれておる

「はい、まだ読み書き出来ない生徒の為にちゃんと教えますよ、昨日一部の生徒のおでこに押したスタンプについてです」

スタンプ先生が言う

そんなもんもあったのぅ

「スタンプには二種類あります、いい子には○を、悪い子には✕を押します」

長いので要約すると○を沢山貰えると月に一度支給されるお小遣いが増えて×だと減るという事らしい

「いい子のフリはすぐにバレるからね、先生そう言うの嫌いだからね」

スタンプ先生が釘を刺す

成る程、シスがスタンプを恐れた訳じゃな

「それともう一つ、お金の稼ぎ方の話だね」

スタンプ先生は続ける

これも長いので要約すると月に一度お小遣いが支給される、これはスタンプによる評価で上下する

というのが一つ

仕事をすると言うのが一つらしいのぅ

「仕事をすると言っても君達の年齢だとお手伝いくらいの事しか出来ないかもしれないけどね」

スタンプ先生が加えて言う

成る程のぅ

「基本的にお小遣いが無くても学校での生活には支障は無いように出来ているからあまり気にしなくて良いよ」

スタンプ先生はそう言うが生徒達の顔がそう思っていないのは見て取れる

前日に百貨店なんぞ見せるからじゃぞ

おそらくは基礎教育と職業訓練を兼ねたところなのじゃな、初等部というところは

「じゃあこれから学生証を配るから名前を呼ばれたら順番に取りに来てね」

スタンプ先生が学生証を配り出す

顔写真付きで名前と学年とクラスが書かれておる

なんと言うか運転免許証みたいじゃのぅ

「お小遣いはお金を直接渡すんじゃなくてこのカードにチャージされるよ、無くしたら大変だから気を付けてね」

異世界人が色んな文化や技術を持ってくる世界じゃが、こんなところにまでキャッシュレスの波が押し寄せて来るとは、世知辛いのかのぅ

『カードへのアクセス及び干渉が可能です、行いますか?』

ガイダンスさんの声がする

何やら物騒な事を言っておる気がするのじゃか

取り敢えずアクセスは可能にしておいて干渉は保留で頼むのじゃ、バレたら怖いからのぅ

『この世界のシステムより私の方が上位存在なので干渉が発覚する可能性はありませんが干渉しないで欲しいという事ですのでアクセス権のみ掌握します………アクセス権の掌握を完了しました、何時でも全校のシステムの閲覧・干渉が可能です』

優秀なのじゃかもうガイダンスさんじゃ無くなってるのぅ

『この機能はお役に立ちましたか?』

ガイダンスさんが問う

じじいには何が何やらさっぱりじゃがご親切ありがとうございます

ワシはガイダンスさんの労を労う

『ありがとうございます、喜んで頂けて私も嬉しいです、また何かあればお声を掛けてください』

そう言うとガイダンスさんの気配が消えるガイダンスさん、恐ろしい子じゃのぅ…

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