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じじいの食後

食事が終わり食べた物を自ら下げる

これが出来んのが意外と多い

貴族だからとかじゃなくじゃ

上げ膳据え膳の習慣がソーディアスでは割りと主流の様じゃな

ワシは自ら下げるがのぅ

三つ子の魂112でも健在じゃ

「おや、片付けするとは偉いねえ、カタナくん」

スタンプ先生が褒めてくれる

「両親が厳しい人なので」

ワシは答える

そういうところはちゃんとしておった

それ以外はかなりダメダメな親じゃがのぅ

「冒険者は何でも率先して自分でやらないとままならない職だからね」

そういうスタンプ先生も手に食器を持っている

「先生も冒険者だったんですか?」

ワシはスタンプ先生に問う

「君のお父さんより少し下の世代で勇者パーティに憧れない子供なんて居なかったよ、私も少しだけ冒険者やったけど魔王倒されてからは割りと世の中平和でね、飽きちゃった」

そう言うとスタンプ先生は少しイタズラっぽく笑う

その魔王その内現れるのじゃがのぅ…

隣でガシャンという音を立てて食器が戻される

「フンッ」

どこで話を聞いていたのかバンゾーが慌てて食器を置きに来る

「俺だってこのくらい出来るさ」

それだけ言うとふんすと勝ち誇ったかの様に去っていく

何だかのぅ


「午後は校舎の外の施設をちょっとだけ見て回るよ」

そう言うとスタンプ先生はワシらを二班に分ける

流石に一人で50人の面倒は見きれんという事じゃろう

「はい、ここは事務局です、みんなの色んな事をしてくれる場所ですね」

ワシはマーベ先生の組じゃった

「皆さんこんにちわ、皆さんとは入学前に一度お会いしていますね、オフィアと申します何か解らない事や困った事があれば何時でもお声かけくださいね」

入学手続きの時に話をしてくださった娘さんじゃな

しかし、何というか…

オフィアさんとマーベ先生には悲しい格差を感じてしまうのぅ

何がとは言わぬがオフィアさんがワルド様ならマーベ先生はフウゲツ様じゃな、何がとは言わぬが…

『』

一瞬ガイダンスさんの気配を感じたがワシは無視をする事にした

「じゃ、じゃあつつつ次行きますよ次!」

ワシ以外にも同じ事を考えた征途が多かったのか視線を感じたマーベ先生は事務局から飛び出してしまう

すまぬ事をしかのぅ


「はい、ここは売店です」

次に来たのは売店…いやもうここ百貨店じゃよな…

五階建ての立派な建物の中には文房具から参考書から、果ては武器や防具まで置いてある

それもまあまあ安くて良品揃いじゃ

『ここに置かれている商品は商会や職人によってほぼ寄付という形で納品されている様です』

ガイダンスさんが教えてくれる

なる程のぅ

『あと女性を先程の様に比較するのは大変失礼なのでお奨めしません』

ぬぅ、ガイダンスさんに怒られてしもうた

これも学習機能かのう

とは言え気を付けんとのぅ

「先生、質問があります」

モブデス嬢が手を挙げる

「お聞きしますよ、ダレヤネンさん」

マーベ先生が質問の許可をする

「文房具や参考書は解るのですか魔法書や武具はお小遣いては買えないと思いますが」

モブデス嬢の疑問も尤もじゃ

ここの物の品質を見るに貴族でも二の足を踏む金額になるじゃろうからのぅ

「マーベラス、大変いい質問です」

マーベ先生がモブデス嬢を褒める

なる程のぅですマーベラスだからマーベか

相変わらずじゃなぁ

「良い質問ですが話が長くなるので明日教えて差し上げます、ただ皆さんにもここの高価な商品を買うチャンスはある事だけはお伝えしておきます」

マーベ先生の言葉に生徒達のテンションは上がるのじゃった

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