じじいの学校見学
先にも言ったのじゃがこの学園は全国から子供を集めとるだけあって数万人の人が生活するちょっとした都市じゃ
なので何をするにしてもスケールが大きいのじゃよ
「はい、ここが学園の台所セントラルキッチンです、生徒や学園の関係者だけでも1万人以上居るのでここではその人達のご飯を作っています」
ワシらを引率するスタンプ先生が言う
「魔法や魔道具、果ては失われた科学まで駆使して沢山のご飯を一度に沢山作っています、将来コックさんになりたい生徒はここで勉強する事も出来るんですよ」
スタンプ先生は得意気に語る
成る程のぅ、だからソーディアスは贅沢しない割には食事の味その物は豊かなのじゃな
ワシは納得する
そういう利点もここにはあるのじゃな
「先生、質問があります」
ナスビくんか挙手をする
「はい、積極的でいいねマナビスくん、発言を許可するよ」
スタンプ先生が発言を許可する
「ありがとうございます先生、それだけの人数が食堂に集まって食事を取るのは不可能なのでは無いでしょうか?」
ナスビくんの質問も尤もじゃ
「いい質問だね、当たり前だけどそんなスペースは存在しない、だからランダムで2クラス合同で食べられる百人規模の食堂が沢山用意されてるんだよ」
スタンプ先生が質問に答えるが百人規模の食堂と言うのもかなりの規模じゃと思うのじゃがそれが100以上あるという事かのぅ
「各クラスとの交流の場でも有るからみんな積極的に話してみましょう」
スタンプ先生は笑顔で語る
学園を人材交流の場と言った者が居るが徹底しておるのぅ
「お昼はまだ先なので次行きましょう」
早くもお腹を空かせた一部の子供達の後ろ髪を引きながらスタンプ先生は移動を始める
「ここが図書館、王立図書館にもなっていて古今東西のあらゆる書物が置いてあるよ」
そう言うとスタンプ先生が一冊の本を手に取る
「これ、私の書いた本でね、世界初の雷撃魔法を体系化した名著なんだよ」
そう言うとスタンプは胸を張る
そんなに凄いのかのぅ
『雷撃魔法は一般的には複数の属性の魔法による複合魔法であり高度な魔力と才能が必要な為に研究が遅れています、因みに水魔法雷雲と風魔法迅雷で使用が可能です』
ガイダンスさんが教えてくれる
ありがたいのぅ…ってワシ使えるんかい
「先生、質問していいですか?」
今度はワシか手を上げる
「今年の生徒はみんな積極的で先生は楽できて嬉しいよ、何でも聞いてくれたまえ」
スタンプ先生は自ら話題を作らないのが楽で良いのか許可を出す
「ここで魔法の勉強をしても良いですか?」
ワシの何気ない質問に周囲の空気が凍る
「あのですね、カタナくん、目立ちたいのか解りませんが我々は読み書きと計算が出来ますから多くの生徒が学科の免除を頂いて降りますが魔法の独学は流石に学園をバカにしてはいませんか?」
そう言うとナスビくんは眼鏡をクイッとする
「うーん、そうは言ってもぼくは水魔法は上級、風魔法は中級クラスで既に実戦経験もあり大賢人マナ・ライ様からご指導を受けてるから学校で教わる事ってあんまり無いんですよね」
ワシは小首を傾げながら言う
「だ…大賢人様…」
ワシの何気ない反応にナスビくんか絶句する
「本当だよ、それに彼は学園長先生が直々に試験をして色々と免除を受けているからね」
スタンプ先生がすかさずフォローを入れてくれる
「勿論、ここは自由に使ってくれて構わないが高等部の先生にはそれ言ったらダメだよ、とても失礼だからね」
スタンプ先生に怒られてしもうた
確かに言葉が足りんかったのぅ
まあこれでこの世界の事が色々と調べられそうじゃ




