第十一章:天界からの贈り物
その夜、2人は再び同じ夢を見た。
今度はミカエルだけでなく、上司の大天使も同席していた。
「よくやった!」
大天使がにこやかに言った。
「君たちは、入れ替わった不利を逆転させ、むしろ世界をより良くした。これは我々の予想をはるかに超える成果だ」
ミカエルが嬉しそうに飛び跳ねた。
「やった!これでクビを免れた!」
「だから、特別な褒美を与えよう」
大天使が続けた。
「君たちは、元の身体に戻りたいか?それとも今の身体のままでいたいか?選ぶ権利を与える」
エレナとクラリッサは考えた。
エレナが最初に口を開いた。
「私は……今の身体のままでいたいと思います。この身体には、社会的影響力があります。それを使って、もっと多くの人を助けられます」
クラリッサがうなずいた。
「私も同じ。この身体……最初は気に入らなかったけど、今は悪くないわ。人々が『エレナ様』と呼んで、心から慕ってくれる。それに…」彼女は少し照れくさそうにした。「この身体の持つ『純粋な眼差し』、結構便利なのよ。男性を落とすのに」
大天使が深く頷いた。
「ではそのままにしよう。ただし、一つだけ条件がある。君たちは、これからもお互いの『レッスン交換』を続けること。そうすれば、この世界はさらに良くなるだろう」
「了解です!」二人は声を揃えて答えた。




